ずっと前から密かに気になっていてようやく見たこの映画は、中々に悪くなかった
まず不安感を掻き立てる冷たく青味がかった映像が徹底されていたのが好印象で、晴天の青空すら不穏なものに思えたのが面白かった…
探っちゃいけないのは人の心と井戸の中
揺れ動いたら戻らないのが開いた井戸の水面と人の心
対照的な中年女のただの愛憎劇と思うことなかれ
大金 死体 井戸 見事なまでに計算された隠喩のアンサンブルが …
全体が薄い青の映像。サスペンスというよりは、どちらかというと二人の女の愛と嫉妬と裏切りを細かく描くストーリーで、この青い映像がそれらを深くしているように思う。キャスリン役のミランダ・オットーが特に良…
>>続きを読む住み込みのお手伝いとして雇われた若くて遊び盛りの女の子と、雇い主である脚が不自由で地味な中年女性と、井戸の中にあるあるモノの話。
女の子がブーツを履くシーンとか、髪の毛を編むシーンとか、全体的に映像…
このレビューはネタバレを含みます
大好きな作品を数年ぶりに観直した。昔はキャスリンの自由奔放さと憂さに憧れたけど、大人になって観ると今度はヘスターへ感情移入してしまう。結婚もなく孤独に生きてきたヘスターにとって、キャスリンの存在は心…
>>続きを読む