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『自由はパラダイス』に投稿された感想・評価

RIO

RIOの感想・評価

5.0
「コーカサスの虜」で感動したセルゲイ・ボドロフ監督
それを上回る「自由はパラダイス」

仕事がないから飲んだくれて乱暴に子供にあたるといった不条理な日常 アイルランドのグレーの空は散々観てきた
共通した父親と子供の距離を思い出すものが多かった

父親が刑務所に入った理由の理不尽さ
その後の不遇に子供のサーシャも道を失っている 自分自身では自分の正しさを証明できないブラックホールに捕まった

まだ会ったことのない父親
革ジャンのポケットに手を突っ込んで歩くサーシャ
黄色いキャップからオレンジの帽子に
ダークな道のりを汽車を乗り継いで父親のいる刑務所へと向かう
サーシャの纏わりつく柵や困難をブチ抜く力 それが新鮮でとてもエネルギッシュな印象を強く残してた

寒さを凌ぐのに追い出され狭いところに押し込められる
時折 降りてくるアヴェマリアの声

一緒に過ごせた1日だけの夜

自由は天国のような場所
きっと行くことは出来ない遠い場所
benno

bennoの感想・評価

4.0
ソ連/ロシアのセルゲイ・ボドロフ監督作品…初鑑賞です…。

13歳の少年の所謂…"父をたずねて三千里" のロードムービー…。


そばかすだらけの13歳の少年サーシャ…まるでルナールの"にんじん"を思わせる風貌…ただ手の甲にはСЭР(自由はパラダイス)のタトゥー…少年院に何度も出入りする札付きのワルです…。

実際サーシャを演じたV. コズイリョフは少年院にいた少年だそうです…(ジャケ写よりもっと可愛いですよっෆ*)

彼の行き当たりばったりのふてぶてしさも…生きる術…それでも端々に感じる子供らしさに安堵を覚えます…。

少年院はまさに旧ソ連そのもの…鈍重で残酷…看守のやりたい放題、折檻は日常茶飯事…。

サーシャにとって唯一頼れる心の拠り所となる人物の存在は…投獄中の父親のみ…。

彼は父に会う為何度も脱獄を試み…その都度、連れ戻されることを繰り返し…終いには、わざと釘を飲んで病院へ、そこから脱獄を図ります…。 

トラック、列車、フェリーを乗り継ぎ…洋服やお金を盗み…様々な人と出会って漸く父親のもとへ…。

ベタですが…父親と抱き合う姿や監獄で父と過ごす一夜…ふたりの会話は泣けます…ს

一貫して涙も笑顔も見せないサーシャ…その姿は観ていてとても苦しい…もっと愛情を与えたい…抱きしめてあげたい…。

そして…余韻はあるものの、これでもかのリアリティ…やはりソ連…。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

5.0
「自由はパラダイス」

〜最初に一言、ソ連映画の中でも超絶傑作の中に入る。タルコフスキー映画ばかりを見ている場合ではない。ボドロフ監督フィルモグラフィの中でも最大級レベルの良質な映画で、少年の旅を描いた残酷極まりない物語である。これが未だにVHSのままだとは信じ難い…〜

冒頭、収監されている感化院を脱走した少年。列車に乗って遥か遠くの父親に会いに少年は1人歩く。出くわす大人に騙され、盗みを働き、女の裸を見て、少女にキスをされ、暴力を振られる。刺青、刑務所、警官、保護、孤独、運命。今、北方の彼方へと…本作はセルゲイ・ボドロフがソ連時代1989年に監督し、その名が一躍有名になった傑作ロード・ムービーで、この度VHS買って初鑑賞したが素晴らしい。ソ連南部の少年院を脱走した13歳の少年の旅を描いているのだが、会った事のない父親を求めてはるか極北の刑務所まで数千キロの旅をする。1989年モントリオール国際映画祭にてグランプリを受賞し90年にはベルリン国際映画祭ヤングフォーラムのウォルフガング・シュタウテ賞を受賞している。

さて、物語は13歳の少年サーシャは、自由を求めてたびたび収監されている感化院を脱走し非行を重ねていた。サーシャの手には自由はパラダイスの刺青が彫られている。母親は既になくなり、父親も行方知れずで未だ会ったことがない。ある時サーシャはこの唯一の肉親である父親が、遥か北方のアルハンゲリスクの刑務所に服役中であることを知り、父親に会うための逃避行を決行する。各地でたびたび警察に保護されながらも、ヒッチハイクなどでついに寂寥とした北の涯にたどり着くサーシャ。監獄でのはじめての面会を果たし、これまでの互いの孤独を埋めるかのように強く抱きしめ合う父子であったが、運命は残酷に2人を引き裂いていく…と簡単に説明するとこんな感じで、ソビエト版「大人は判ってくれない」と絶賛され、1989年に様々な賞を受賞した監督の名作である。感化院と監獄を舞台とした旧体制下の矛盾を告発するかのような設定は、まさにペレストロイカの所産と言えよう。

どうやら主演の子役には実際に車を盗んで感化院に収容されている少年を抜擢したようだ。また終盤の刑務所のシーンも本物の旧ソビエト強制収容所内で撮影されているが、これはもちろん初めて許可されたものであり、監督は48年、シベリア・ハバロフスク生まれである。今思えば、モスフィルムで照明係として私のALL TIME BEST 級の傑作タルコフスキーの「ストーカー」に参加後、84年から監督に進出。ビートルズを演奏するバンドを描いた作品が注目を集め、本作の次には、ソビエトが崩壊した後の行き場を失ったモスクワの若者たちを描いた名作があり、そちらも今回VHSのみだったため購入して初鑑賞したが傑作だった。その後ロサンゼルスとモスクワを活動の拠点とし、ロックウェル監督の作品の脚本執筆し、トルストイの小説をチェチェン紛争に置き換えた「コーカサスの虜」(こちらも今回VHSを購入して初鑑賞したが傑作)は96年のカンヌ国際映画祭で批評家連盟賞および観客賞、カルロヴィヴァリア国際映画祭グランプリ、ソチ映画祭グランプリを受賞し絶賛され、世界で注目される監督となった人物である。

いゃ〜、冒頭の冷たい監獄のグラウンドで生徒が逃げたのを監視員が子供たちに言っている場面のファースト・ショットから引き込まれる。続いて少年が黒い革ジャンを着ながらバスに乗り、窓の風景を眺めながら眠り、音楽が流れながら夜の風景と入っていく。そしてカメラは少年の横顔を捉えつつなめらかにスライドしていく。そして捕まってしまって虐待のようにパンツいっちょにさせられて電気を消され牢獄にぶち込まれるんだけど、これはヤバ過ぎる。人間が扱われるような環境下じゃない。そもそも何でこの寒い中裸にさせる必要があるのだろう、謎だ。本当にそれは恐ろしい国だ。その後に集団生活用のベッドが参列されている部屋で眠ることが他の子供たちとできるのだが、みんなパンツを脱いで股間を看守に見せてから寝床に入る。そして子供たちによる少年のいじめが始まるのだ。それをベッドの下にカメラを固定で起き、動く被写体だけを捉えていく。そこにマッチー1つの灯が不気味に照らされるのだ。そしてトイレ掃除の明くる日、少年が和式トイレで糞をしている中を少年が掃除している滑稽な描写が何とも言えない。

そんで授業の中で、日本は超強力な資本主義だと半ば共産主義のイデオロギーを前面に押し出し授業を強制的にされている場面、上半身裸で軍隊式の進行をさせられ、そんで少年サーシャをなぜ逃したかと周りの子供たちが、尋問をされているのもなんとも嫌な気分である。そんで見知らぬ真っ裸の女の家に彼がやってきて、女の知り合いの軍人からお金を恵んでもらい、しかしドルであり、闇で現金を換えなと女に勧められる場面もなんとも面白い。そもそもいきなり見知らぬ子供がその家に入ってきて盗みを働こうとしているのに、平常心を保ちながら会話する場面が何度も受ける。てかさ、このアップリンクが提供しているVHSもしくはDVDは字幕が背景と同化してしまいほとんど何が何だかよく読み取れないのが本当にうざったらしい。そこら辺きっちり配慮してほしいものだ。字幕の色が白で、背景が白の上に字幕を置かれたとした場合全然見えない。

やがて少年は新しい衣服に着替えて、黄色いキャップをかぶり列車に乗ってトランプをしながら見知らぬ家畜の世話をしているおじさんらしき人とゲームをしながら遥か向こうの父親に会いに行くのだが、この黄色い帽子とロードムービーを見たときに、大島渚の「少年」がどうしても頭をよぎる。そんで停まっている列車の線路のところで警察官らしき男たちに見つかってしまい、連行される場面、真っ裸でシャワーを浴びる少年、トイレ掃除中にタバコを吸う少年、医者がレントゲン室に運べと他の看守に言ったら、特に見せるつもりはないと言った瞬間に、少年が医者の言う通りにしたほうがいいですよと言ったのに激こうし、少年を突き飛ばしお腹を何度も蹴り飛ばす最悪な場面は惨たらしい。そもそも少年も5本の釘を飲み込んでしまったわけのわからない行動をとったのも謎であるが。多分、そのせいによってうまく脱走できるんだろうなと思ったんだろう。結果物語は少年は見事に脱走したし。

そんで外では少年が少年をナイフで脅して、衣服を奪ってしまう場面などは生きるか死ぬかの件であり、少年の父親に会いたいと言う意思が確実に判明されるー場面である。そこから列車に乗り、なぜだか動物園へ。ナターシャ少年は檻の中の虎を眺める。赤いチューリップ帽を被り、教会の礼拝堂も見に行くのだ。そんで個人的に笑ったのが、列車で盗みを働いた少年が乗客にばれてしまい、乗務員に突き出されるのだが、あの真っ裸の女にもらった(正式に言うと軍人からだけど)ドルを取引にその乗務員に渡して闇で取り替えなぁって一言言ってよし、行けと簡単に逃げがされるところだ。なんとも呆気ないというか滑稽なシーンだった。しかしながら生きるか死ぬかのように、猛スピードで走行している列車の窓から砂利道へと飛び降りる勇気もある少年で、飛び降りてしまうのだ。

そんで寒さしのぎに、そこにあった小屋のような所で暖をとっていたら、また違う男がやってきて、思いっきり親に罰金を払わせてもらうと少年を引きずるのだが、この映画最初から最後まで少年に優しさを見せる大人がいなくて、これがソ連だったのだろうかとつくづく思ってしまう。なんとも厳しい国である。普通、1人ぐらいは少年に心を傾ける優しい大人がいるもんだが、この映画はそんじょそこらのお涙頂戴のヒューマンドラマとは違って、現実を描いている。唯一、所長さんが優しく寝床と食事を与えてくれていたのは救いだった。さらに今度は豪華客船とまでは言えない中位の客船に乗り込む少年が、上流階級の待合室の椅子に座ってたら、そこの隣に座っているマダムに坊やはどこが席なのと聞くと、少年が下だよと言うと、ここはだめよと少年を下流階級の人たちがいる操作室のような所に行かさせられる。ここでは人種による階級差別が表されている。

そんで上流階級の少女だろうか、その少年に興味を持ち、私とキスしてくれると頼み込むと、少年が金は持ってるか?と聞くが、飴なら持っていると手渡され、それをポッケにしまい頬に少年がキスをして、少女が本当のキスを見せてあげると、少年の唇にキスをする瞬間にカメラがいきなりクローズアップする場面は印象的でとっても可愛らしい。その後に不審者がいるから身分証明書の提示をよろしくお願いしますと言うアナウンスが流れ、少年が狼狽する場面もなんとも緊迫感がある。そんでとりあえず少年はとある港に降りて、1人さまようのだが、その湖の風景が美しくロングショットで捉えられる。そしてようやく父親と再会して、父親はタバコの差し入れ1つぐらいしろと言うが、一文無しだもんと断る。そして久々の父子の会話が始まる。

そしてあの唐突な終わり方。お父さんは咳をしたから医者に見せてあげてと最後に言うあのセリフ、儚くも切なく帰結する75分のソビエト映画だった。バンドに青春の想いを託した長編2作目であるカザフスタンの砂漠を流離う青年と養老院の老人たちとの出会いを描いた「ノン・プロフェッショナルズ」もさっさとメディア化して欲しい。どんなものか非常に興味がある。斜視でにんじん色の髪にそばかすの少年の表情がすごく印象的であった。手首には刺青までしてあり、出くわす大人たちには裏切られる人生、なんとも悲痛な物語だろうか…。そして自由への幻想を暗示するかのような挿入歌がまた良かった。大きな時代のうねりの中で、社会の歪みに傷つき、苦しみながらもひたむきに生きていく彼らの目線を優しくとらえた監督に拍手喝采を送りたい。まさにアイロニカルな1本であった。

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