不思議の世界絵図の作品情報・感想・評価

「不思議の世界絵図」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

施設を追放された少女が
一枚の地図を頼りに母に逢いに行くロードムービー。
売買の夫婦との出会いや
ヤギを引き連れるおじいさんなど
とっても不思議な出会いなのに、それがとても自然で心地よい。
花婿の鼓動を感じるシーンが好きだな。
kentaro

kentaroの感想・評価

-
ため息が出るほど素晴らしい。

サローヤンを読んでるかのように次々現れる人間喜劇=ヒューマンコメディ

大傑作です。

「完璧な夢を見た/高い高い崖があって/世界の果ては青空につながってた・・・」
先生に見送られ学校から少女が出て来る。目指すは母親のもと。その途中で様々なユニークな人達と出会い、別れを繰り返してゆくロードムービー。
時には男の子にも見える中性的なヒロインと見慣れない風景(スロバキア?)は良かった、一方で出会う人達がキテレツ過ぎて途中からややうんざり。国の事情を知ってれば何を言わんとしてるか分かるのかもしれないけど、自分にはよく分からなかった。
とは言え不可思議な魅力がある作品。
otom

otomの感想・評価

4.0
チェコのマルティン•シュリーク監督作品を初めて鑑賞。職業訓練校を追い出された少女が古い地図を頼りに色盲の母親を探すべく旅する物語。とにかく道中、変わった人が沢山出てくる訳だが、風景と共に何だか夢の世界の様な感覚。そして辿り着いた母親は色盲どころの騒ぎではないのに、平然としている不思議。スロヴァキア版"不思議の国のアリス"とあったので、妙に納得。ガーリィでメルヘンな一本であった。
不思議の国のアリスをモチーフとしたロードムービー。
こういう映画をもっと観たい。
大人のおとぎ話×世にも奇妙な物語
という世界観で、全てが自分好みで興奮と嬉しさのあまりのたうち回ったし、なんでこんなドスライク映画を今まで観てなかったんだー!とショックも受けた!
それくらいめちゃめちゃ好き。
へんてこで奇妙でダークな世界を夢中になって観てた。


主人公の女の子が学校を追い出されてしまい、古い地図を頼りに母親を探す旅へ出るんだけど、そこで出会う色々な人たちがとにかく独特で一筋縄ではいかない。
その不気味なヘンテコ具合に、こっちまで奇妙な世界に迷ってしまった感覚になる。
旅で出会う人々は、多分なんかしらのメタファーや風刺があったんだろうけど、当時のスロバキアの情勢がわからないので理解できなかったのが悔しい。それでも十分楽しめた。

主人公のお母さんが最後に出てくるんだけど、お母さんの正体に一番ビックリ!
スロバキア版・不思議の国のアリス、やはり一筋縄ではいかないようだ……。
そして、なんといっても主人公を演じる女の子の存在感!
イケメンにも美少女にも見える中性的な顔立ち。美しすぎたー……。
声も特徴的でとっても好き。
Szeus

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3.3

このレビューはネタバレを含みます

チェコの幻想的な雰囲気、街並みや気だるい色彩の表現は非常に良い映画だった。
が、肝心のシナリオが少し物足りないイメージを受けた。
変人がいっぱい登場するのは良いのだが、結局彼らは物語においてどういう立ち位置だったのかが極めてわかりにくい。
最後母親に再会するのだが結局この母親はなんで小さかったのかが良くわからん。。。
炒飯

炒飯の感想・評価

3.5
孤児院から追放された少女が突然さらされるのは、奇妙な人物だらけの不思議な世界。彼らが体現するのはチェコの社会問題だろうか。だとしたらこの光景は通常のチェコの光景なのであり、少女は無垢であるためにその現実が奇妙に見えただけだ。これは少女から見た世界なのだから。結局の所他人とは人生の瞬間に少し接触して、その行く末は私の知るところではない。「我々は何処からきたのか、何になるのか、何処へ行くのか」ゴーギャンのサインがふと浮かぶ。強く一歩踏み出す彼女にもう世界絵図は要らない。
LEONkei

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3.8
世界の果ては地獄なのか、天国なのか…

職業訓練学校から追い出される形で母の暮らす街へ…学校の図書館で見つけた本の中の不思議な古い絵地図を破り、それを頼りに歩き出す少女テレスカ16歳。

行く先々で不思議で奇妙な大人達と出会うテレスカの、素朴であどけない表情や仕草にココロくすぐられる。

スロバキアの自然を歩いて歩いて歩き巡り、都会にいる母探しの旅は続く。

道中に出会う人々はテレスカからすると奇妙で不思議に映るかもしれないが、それは大人事情や現実社会をマルティン・シュリーク流に描く世界観。

その世界観は決してファンタジーでも幻想的な描写でなく、大人社会を冷めた目で小バカにしたようなユーモアに近い描写。

不思議な絵地図は夢物語のようで、現実なのです…世界の果てへ誘う道標。

テレスカ役〝ドロトゥカ・ヌゥオトヴァー〟の表情は魅力的でたまらないが、その後の映画出演の情報がどこかに有るのでしょうが表立って無いのが寂しい限りです。

女優業は続けているらしく、ライブ活動もしてるとの事で少し見ましたが〝ん?〟という感じでした。

人はジッとしていても大人になるが、自らの意思で歩く事は充実感が違い過ぎ去った後に納得し実感します。

何処に向かって歩くかは人それぞれで方向性に悩む事もあるでしょうが、まずは歩き始めてから行き先を決めても良いのではないでしょうか。

世界の果ては、きっと素晴らしいモノだと考えたい…だからこそ、歩き続ける..★,
母親に会いに旅に出るテレスカ。地面に半分埋まったおばさんなど不思議な出来事に遭遇しつつ、所々で厳しい現実に対面する。
旅を終えたラストは爽やかでした。
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