カンヌ映画祭審査員賞、カイエ誌ベスト1に輝く代表作、愛し合う二人の青年の日常がみずみずしく描かれている前半と全く違う映画に思えるほど不穏な空気に包まれる後半、中島敦「山月期」の一説が引用されており、アビチャッポン作品を貫く重要な要素の一つである"変容"が最も顕著に表現された作品に観客はまるで森の中に迷い込んだかのような感覚を与える撮影と音響は圧巻。
腎臓の病に冒され、死を間近にしたブンミは、妻の妹ジェンをタイ東北部の自分の農園に呼び寄せる。そこに19年 前に亡くなった妻が現れ、数年前に行方不明になった息子も姿を変えて現れる。やがて、ブ…
>>続きを読むとある明け方、大きな爆発音に驚き目覚めたジェシカは、その日以来自分にしか聞こえない爆発音に悩まされるようになる。姉を訪ねてボゴタを訪れた彼女は、建設中のトンネルから発見された人骨を研究して…
>>続きを読む夫、ワン・ピンの浮気を疑う女性教師、リン・シュエ。探偵、ルオ・ハイタオに調査を依頼すると、浮気相手はジャン・チェンという青年だった。これで夫婦は破綻し、ピンとチェンも別れることに。ところが…
>>続きを読む「あなたはわたしじゃない」 そう言って、あの人は私のまえからいなくなった。 あの晩、私は森の中で置き去りにされた。 獣のマスクをしたあの人は、私のお母さん、だったのだろうか? …
>>続きを読む四国山脈に隔たれた高知県。いまだダムのない暴れ川の異名をもつ四万十川。太平洋に流れ出るその川の流れと共に、生きてるものが死んでいて、死んでるものが生きてるかのような土地で老いた祖父と余命を…
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