熱波の作品情報・感想・評価

「熱波」に投稿された感想・評価

てぃだ

てぃだの感想・評価

3.2
 「見サル聞かサル言わザル」みたいなあれポルトガルにもあるんだな。現在編の第一部が僕は好きだったので二部はちょっと余計な感じ。急にリスボンに泊まることを辞めた娘の件とかOPの冒険譚みたいなはじまりとか意味わかんないけどなんか見入った。むんむんとした汗かきそうな映画。
第一部「楽園の喪失」、第二部「楽園」から成るモノクロ映画であるが、前半の饒舌さと後半が対照的であった。

不倫ものであるが、セックスシーンもモノクロ映画によるものか、いやらしさが感じられない。(まぁまぁ美人か、と思われるヒロインはフルヌードも…)

ワニがよく出てくる映画であった。
レンタル鑑賞
モノクロ映像、時代的背景もあってか
もっと古い作品かと思っていたので年代観てビックリ。
お婆ちゃんが延々と語る夢や奇怪な行動や
家政婦と隣人にも興味をそそられるが
後半に掘り下げられる過去に全く興味をそそられず…
集中力がないのかも…と思い再鑑賞したけど
やはり自分には合わなかったみたい
ワニの存在感に勝るものはない。
Mitsunoir

Mitsunoirの感想・評価

3.9
歴史的背景を知っていた方が味わいが増すタイプの映画なきがする。

とはいうもののパート現代の陰影に富んだはっきりとした表現からパート回想になり、若干淡くなりながらもそれと独白が合わさって時系列ではありながら記憶の海にゆらゆら浮かんでいるような感覚になるのが良い。

メッセージってものでもないけど、ああやって今を生きる、未来に何も見出せずに生きた瞬間ってのは死に際に思い出す、いつまでも記憶に残るものなんでしょうか。そんな熱波を浴びたいという心の声が聞こえるような聞こえないような。
ときえ

ときえの感想・評価

2.5
モノクロで、全体的な映像は良いのですが、
つい、ストーリーを追ってしまったので、なんとなく、メロドラマのようで、女性の描き方が雑な気がしました。
santasan

santasanの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

認知症とも思われる孤独な老婆。その死後に若かりし頃の情熱的な不倫が語られる。モノクロにしたことと音声を消して環境音にしたことで生々しさは薄れたかな。
Wednesday

Wednesdayの感想・評価

3.5
妄想癖のある死にかけの孤独なおばあちゃんの話。

二部、「楽園」の良さよ。

正直一部はだらだらとしてて、映像全体の色合いやフィルター加減が苦手でおネムになった。
えー、このあと1時間どーすんのーと思ったところで二部。
時系列逆転系にしては二部構成だからか一個が長い…

一部→二部→一部でみると完璧なのかな。

個人的には「もう2011年よ」がヒット。
2011年の映像じゃねーだろ…というみた人しかわからないツッコミ。
azusa

azusaの感想・評価

4.0
良かった…何が良いかと言われれば説明出来ないが良かった…第二部『楽園』のじっとりとした遣る瀬無い美しさ…
ayumi

ayumiの感想・評価

4.0
名作

邦題が絶妙

現在のポルトガルと'60年代のアフリカが舞台

男女のひりひりするような「熱」感情の「波」と、輝かしい旧ポルトガルの「熱」変革の「波」とを描いた作品

あえてモノクロの4:3スタンダードサイズで撮影されていて、写真でいうところの正方形フォーマットに通じる様式美ともいえる矩形に計算された構図とコントラストが凝縮されている

狙いは異なるが、意図されたアスペクト比という点で僕の中ではこの作品の2年後に公開されたドランの「Mommy」と符号が一致

意図された音という点では、ドランがカットの途中で映像をハイスピードにして音を置き去りにするのに対し、二部からなるこの作品の回想パートでは映像と音とをいったん分離し、再構成することで敬愛する映画への想いと過ぎ去った儚く美しい時代を描き出している

適所で流れるピアノが美しい

ワニ、亡霊、ホームステイ、回転式レストラン、ロウソク、デモ、見ざる言わざる聞かざる、毛皮、ロビンソンクルーソー、老人ホーム、背の高い草と青空との間に配置された真っ白な雲、占い師、バンド、ジャケット撮影、雨の中の卓球、プール、ロシアンルーレット、手紙
ひでG

ひでGの感想・評価

3.3
ほとんど予備知識なしで見た。

ポルトガルが舞台。白黒の何とも気だるい空気感。

結論から言うと、最後まで観ると【当たり前だが】第1部の気だるさや映画全体の構成やタイトルの「熱波」の意味が分かってくる。

だから、一度観てからまた第1部を観ると、「なるほどー」と思えるんだろうけど、
これの2度目を観るより「おっぱいバレー」を選んでしまった^^;^^;

正直あの第1部に再チャレンジするのは気持ちと時間がある時にしよ。

第2部の「熱波」と言うタイトルの意味がナレーション回想中心の展開で分かっていくところ、

モノクロに加え、何箇所か完全サイレントになる部分、

だからこそ、密かに想いを寄せる2人が視線を交差させる撮り方、

裸で抱き合う2人の陰影の美しさ、

謎めいたワニなど、
確かに第2部になってからは、今までにないタイプの映画のフォルムを楽しむことができた。

ただ、第1部の意味するところなど、ピンとこなかった部分の方が多かっかな。

ネット情報によると、ポルトガルで欧州諸国の中で最後まで植民地を持っていた国らしい。
第2部のアフリカの植民地で、お嬢様として果たせぬ恋に身を焦がす人妻や流れ者の青年が、第1部のピントがづれた老人になっているあたり、
国の華やかなり過去と行き場を失いかけた現在を映し出している共、見えるのかもしれない。
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