色々驚いた作品。
よくいる大学生(妻夫木聡)と、老婆が押す乳母車に乗って移動する不思議な雰囲気を持つ脚の不自由な少女ジョゼ(池脇千鶴)が出会い恋する話。
役はクズだけど、妻夫木聡がカッコ良かった…
池脇千鶴さんが素敵です。強めの語彙の関西弁で、ややゆっくり話す口調が、とても魅力的です。妻夫木君も好青年(恒夫)を演じています。恒夫は最後に「逃げて」しまいますが、自責の念からか号泣してしまいます。…
>>続きを読む2000年代の空気が凝縮されていた。
ちょっと女の子に奔放で等身大な恒夫も、少しひねくれてて素直になれないジョゼも、どんどん愛おしくなっていった。
脇の人物たちもよかった。
2人でドライブに出てから…
・脚本家の渡辺あやさんが大好きでずっと気になっててやっと見れた。人間のどうしようもなさとか滑稽さとか原作ものだけど渡辺節が光ってて良かった
・ジョゼの人物像が真摯だった。ジョゼは足の障害を持ってい…
1番こわいと思う動物園の虎を好きな男の人とみるのが夢なんやと話して、動物園に連れてきてくれた妻夫木聡の恒夫に「感謝しいや」というジョゼ、すごくいい。料理をつくり、ねっとりとした関西弁で悪態をつく。
…
キツいもん見た。綺麗だから切ない。
恒夫はちょっとした同情心から軽率に人を傷付けたと学んでくれたら良い。ジョゼは一時の幸福を味わえたと、良き思い出にしてもらえたら良い。婆ちゃんが死んだタイミングで恒…
© 2003「ジョゼと虎と魚たち」フィルムパートナーズ