花嫁凱旋の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『花嫁凱旋』に投稿された感想・評価

odyss

odyssの感想・評価

3.7

【戦前のラブコメ佳作】

1936年のアメリカ映画、モノクロ。

旧弊な道徳が支配する田舎町で叔母ふたりと暮らす若い娘シオドラ(アイリーン・ダン)。ペンネームを用いてこっそり書いた小説がNYで出版さ…

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初ボレスラウスキー。
スクリューボールコメディなのに、ヨーロッパ的なまったりした空気感なのが可笑しい。

堅苦しい田舎町で、地方紙に載った小説が破廉恥だとして婦人連で大騒ぎになるが、実は小説を執筆していたのは婦人連のトップの娘テオドラであり・・・という話。

スクリューボール・コメディ。台詞の応酬。堅苦…

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ベストセラーが公序良俗に反すると田舎の婦人団体で槍玉にあがるが、そのメンバーのうら若き乙女こそが作者である。なかなか面白い設定で始まる。ヒロインはアイリーン・ダン。しかし彼女は恋愛経験がなく、メルヴ…

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山

山の感想・評価

3.9
不安定なリズム、突飛な行動原理、大仰な描写が助長するミラーリング展開の異様さ。洗練とはかけ離れているが、ここまで発展すると気持ちが良い。

クラシックと呼ばれる映画でもこうも面白さが分からない作品があるのかと驚いた。

コレ面白いでしょ〜と言わんばかりにババアたちが電話する顔のどアップの連続とか、登場人物全員ががなりたてるような台詞まわ…

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nagashing

nagashingの感想・評価

4.5

前半におけるいっさいがっさいがあざやかにひっくり返っていく後半の展開が痛快。主役の男女の家庭環境の相似や、アスピリンをめぐる出版社の社長の応対など、前半のさまざまな描写が後半への言わば前フリになって…

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前半の堅苦しい町で育った少女に襲いかかる、都会のプレイボーイ。
後半は、そのプレイボーイに対する少女の反撃!

設定は吹っ飛びすぎて、ただ苦笑しながら見るしかなかった。
当時はもっと、過激な作品と思…

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