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『放浪の画家 ピロスマニ』に投稿された感想・評価

1978年に初公開された『ピロスマニ』をタイトルを『放浪の画家 ピロスマニ』と改めリバイバルロードショー!!

ピカソも「私の絵はグルジアには必要ない。なぜならピロスマニがいるからだ」と言わしめたらしい。。

話だけ言えば・・・・ピロスマニは自由人で友達と商売やろうとしたけど全く向いてなくて絵描きに専念して一瞬もてはやされるもすぐに飽きられ孤独の生活をするという…何とも寂しい人生、映画でした。。

けど、最初から妙に映像が平面的というか…奥行を感じない違和感。。

まさに1シーン1シーンが笑えるくらい徹底して絵画っぽいんです。

これがピロスマニ的なのかどうかは全く分かりませんが、内容よりもこっちが気になって最後まで興味深く見れました。。

絵画のような映画ですから、やっぱり静かです。油断するとそこは夢の中にいるでしょう。。。zzz...
benno

bennoの感想・評価

4.6
『私の絵はジョージアには必要ない
 なぜならピロスマニがいるからだ』

      ーパブロ・ピカソー


ピカソが絶賛したジョージアを代表する画家、ニコ・ピロスマニ…彼の半生を描いた作品です…。

始まって秒でknock down…彼の映像、画作りに一目惚れです…。

幼くして両親を亡くし…親戚の家で暮らすことに…若い頃は店の看板に飾る動物画や人物画を描きます…グルジア鉄道で働いたり、農業をしたり…しかしどれも彼には向かず、放浪の日々を送ります…。

そして街に戻り友人のドミトリーと共に店を開くものの…商人にも向かず、店の品物を貧しい人々に与えて、店を閉め再び放浪の生活…。

しかし街や店に飾られた彼の絵は人々に一目置かれるようになっていきます…。

一杯のお酒を得る為に画材を抱えて居酒屋を渡り歩く生活を送っていたピロスマニは、作品がある芸術家の目に留まったことをキッカケに、美術界から注目されます…。

ただそれも長くは続かず…彼は酒場で見初めた踊り子のマルガリータに恋をします…報われない恋…そのことが彼を孤独な生活へと追い込むのです…。

更に追い討ちをかけるように…ロシア革命前のピリピリとした時勢の中…彼の純朴な印象の絵は"幼稚、稚拙"と捉えられ茶化される対象に…。

ピロスマニの人生全ては…彼のアイデンティティと居場所を探す旅そのもの…常に哀愁を纏い、笑顔のない姿はとても印象的です…。


今作で彼の存在、作品を初めて知りましたが…もお一瞬で虜です…素朴派のアンリ・ルソーのようなタッチでとても好きな画風…。

映像自体が彼の画風に倣い、固定されたカメラも静かにゆっくりと静謐で素朴な雰囲気を作り出します。

実物なのか絵画なのか…人物の僅かな動きでそれが分かります…床や木、壁などの色彩や質感…絵画と見紛うほど…。

また、映像の中には彼自身の作品も多く披露され、とても魅了されます…。

因みに、加藤登紀子さんの ♬『百万本のバラ』の歌詞は踊り子に夢中になった彼がモデルになっているそうですෆ*

https://youtu.be/w47mtRGKrK8


✎︎ YouTube (露語音声、英語字幕)でご覧になれますෆ*
継

継の感想・評価

4.0
私の絵はグルジアには必要ない、
何故ならピロスマニがいるからだ。
ー パブロ・ピカソ

子供が書いたようなタッチ。
でも、構図とか色づかいは主題に忠実で、突飛な発想とか修飾は感じられません。
画家として教育は受けてない、模写の経験も恐らくない独学の、誰の模倣でもない “デフォルト” なタッチ。

町中に額縁を持ち歩いて何気なく掲げれば、その枠内に切り取られた光景がそのまま「絵」になってしまうような、そんなグルジアの風土、文化、人。
絵みたいな構図が目白押しの映画でした。

19世紀末から20世紀初頭、ロシア帝政下のグルジア(現ジョージア)で活動した画家、ニコ・ピロスマニ。

日々のパンや葡萄酒と引き換えに、店に飾る絵や看板を描いて、干し草のベッドで眠りにつく。。
生前は正当な評価を得られなかったピロスマニ。
映画は、復活祭の後に馬車へ乗せられ、天国へ召されたかのように幕を閉じる彼の、清貧に不器用に生きた報われぬ半生を描きます。

1969年の製作。まだソ連時代であったグルジアの、その精神を伝えるような映像の記録。

ロシア帝政の中央集権から置き去りにされたような辺境の地の、コーカサスの麓の豊かな山河, 慎ましい暮らし, 実用一点張りの建築, 民族の文化, 祝祭...
一見、稚拙に思えるピロスマニの絵ですが、こうした風土を通して見ると成熟した写実を超えてグルジアの空気を豊かに伝えているように思えます。

↑冒頭の言葉で彼を讃えたピカソは、その死から半世紀を経た '72年にキャンバスへ向かうピロスマニを銅版画に描きます、ピカソが亡くなる前年の事でした。
「ようやく子どものような絵が描けるようになった。ここまで来るのにずいぶん時間がかかったものだ」という言葉を残したピカソ。
時代・環境の違いはあるものの、ピロスマニを先達と見ていたのかもしれません。
狭い了見に囚われない自由な表現。感性を磨いてくれるかのようでした。

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