八月のクリスマスのネタバレレビュー・内容・結末

「八月のクリスマス」に投稿されたネタバレ・内容・結末

季節はゆっくり移ろいゆくのに、人の恋愛は超高速だ。そのズレを楽しむ映画でもある。

ガラスの演出!
何度もある。必見に価する。

食事のシーン。
同じ物を二人で食べるという事。

会話。
こういう会話を楽しみたい。
男心を突いてくる言葉の数々。今風に言えば吊り師か。

脚本。
会いたくても会えない時間を1人ではなく双方に経験させるのが良い。ジョンウォンが退院してからのBGMのない数分が効いている。見れてしまう。

思い出す件。
バイクが来る音に反応してしまうタリム。
同じ制服の女性にタリムを重ねてしまうジョンウォン。人の感覚に寄り添ってくれる映画です。


泣くシーン。
会えない寂しさが怒りに変わるタリム。愛する写真館に石を投げつける。
人前では爽やかな笑顔を振りまくジョンウォンが一人枕を濡らす夜。その泣き声を父は聞いていた。自分が居なくなって何も出来ないままじゃ困るという焦りと、男手一つで育ててくれた父に対する申し訳なさ。

涙は急には流れない。
写真屋を営む男ジョンウォンは余命わずかだと知りながら淡々と日々を過ごしていた。そんななか若い女性タリムと出会い互いに惹かれ合いながらも、自らの気持ちを打ち明けないまま静かに消えていくことを選ぶ。

ジョンウォンはひとり死の恐怖に怯えながらも、それを素振りにも見せず(父親がジョンウォンが布団にくるまり泣いている姿を見てしまうところは胸にきます)、タリムと会い会話を重ねる。
しかし病状は悪化し、ジョンウォンはタリムの前から姿を消す。
タリムはジョンウォンに宛てた手紙を彼の写真屋のドアに挟むが、彼に届くことはない。
ジョンウォンが亡くなったあとも季節は過ぎていく。ラストシーンは雪の降るクリスマス。
ジョンウォンは死を前にしてタリムに宛てて手紙を残したが彼女には届けられない。
鑑賞者だけがタリムに届かなかったジョンウォンの手紙の内容知り、彼がタリムと出会い救われ、生をまっとうしたのだということを知る。
ラストシーンに映るタリムはジョンウォンとの経験を経て、少し大人なったように見える。
ラストの解釈がなかなか納得する答えが見つからず、モヤモヤがいつまでも、、

余命いくばくもない写真屋のおじさんと
新米の交通課婦警の淡い恋と別れ
韓国映画にしては、とても奥ゆかしく
静か。

携帯もない時代、写真屋さんに行けば必ずそこにいて、いつもの冗談言ったり、アイス奢ってもらったり、、

それがある日、店は閉まったまま、そういえば、電話番号も知らない。
会いたいのに会えない、何故?
苛立ちから、店のガラスを割る、自分でも訳がわからない、、こんな自分が嫌になる。

一方、写真屋のおじさん、彼女は若く美しい、そして明るい未来が約束されている、彼女なら、、彼女に見合う彼氏ができるはず
彼女との出逢いは、神様からのプレゼント、大事にしまって、天国に持っていこう。何も、彼女の青春の1ページを曇らせる必要はない。

そして、ラスト、彼女はおじさんが亡くなったのを知ってて、懐かしさから、写真屋さんの前を通ったのか?

それとも、彼女は結局、亡くなったのは、知らないまま、時が流れ、そういえば、昔淡い恋心いだいたあのおじさん、今もかわりないのかな?
私の写真、飾ってくれてるのが、照れくさいけど嬉しい、、

良ければ、誰か教えて下さいませんか😅
ゆるーりと時間が進んでいく。
韓国映画特有(だと私は思っている)の音楽のぶつぎりに戸惑いながら鑑賞。

主人公は何の病気なんだ…!
元気じゃないか…!
この女の子とどうなっていくの?
ん?ん?
と行先が分からぬまま終わってしまう。

かと思いきや、
最後の言葉で腑に落ちる。

自分が分かってないだけで、もしかしてすごく深い映画なのかも。
もう一度鑑賞したら何かわかるのかも。
ああ、切ない。

淡々と丁寧に描かれる日常の中にも、主人公の状況が垣間見えて、だから、ビデオや現像機の使い方を写真つきで残す主人公の優しさが染みます。

二人の心が近づいてく過程も丁寧で、心暖まる。
だから、いつまでも店の前で待っている彼女が哀しい。

最後に、飾られた自分の写真を見た彼女の笑顔が、知らないのだろう彼女が、本当に切ない。

綺麗な映画でした。
切ない話はこうだったらなぁ、ああだったらなぁって色々想像できるから楽しい

ビデオの使い方書いたり、現像機の使い方書いてるのが切なかった

写真屋さん楽しそ〜バイトしたい
死を目前に控えた写真師ジョンウォンと駐車取締員タリムの穏やかで胸痛む愛を描く。

主役の男性が常に笑顔なのが印象的。年代を感じさせる映像、セリフがいい味を出しており、どこか懐かしい感情を抱く。
①「純愛物語」といったらこれ!
瞬間涙量は他の映画の方が多いと思うがトータル涙量はこれ!

過剰な演出や音楽なんて無い…
余計な説明も一切無い…
写真館を舞台にごくごく平凡な日常を淡々と描いているのに何度観てもまったく飽きない。
初めて観た時は終盤泣いちまったけど、二回目以降はひとつひとつの場面や一枚一枚の写真に全て深い意味を感じて最初から最後まで泣ける T_T

もの凄〜く切ない物語なのに、一枚の写真と爽やかな笑顔で終わるラスト…余韻がハンパない。

②「 シム・ウナ 」
この映画で韓国映画を初めて観て、そしてシム・ウナという女優に魅了された。
天真爛漫で学生の雰囲気が残る女性“ タリム ”
喜怒哀楽すべて魅力的だけど、特に笑顔はたまらない!

【 マニアックな独り言 】
『 カル 』のような Cool Beauty より、この映画や『 美術館の隣の動物園 』のような Smile Beauty の方が好きですぜ!
一緒にアイスをつつき合いたい ^_^

③「 ハン・ソッキュ 」
この頃は出演作が軒並みヒットして韓国の大スターだった…
普通の優しいお兄さん( おじさん )を演じたらピカイチ

明るく振る舞っていても“ 死の恐怖 ”を親友や父にだけ見せる。
そして“ タリム ”を遠くから見つめる場面。
逢いたくて大好きで気持ちを伝えたい…だけどタリムの事を考えて会うこともせず手紙も渡さずガラス越しにタリムに触れる手…
思い出すだけで涙が出てくる T^T

2001/9/22 シネマスコーレ
2015/11/16【CS】
淡々とした描写が哀愁を漂わせ物悲しくなる。
静かに死ぬ準備をしていく主人公だが、物語では直接的な表現はなく、観客にいろんな感情を引き起こさせる映画だと思う