先生を流産させる会の作品情報・感想・評価

「先生を流産させる会」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

問題のある女子中学生のとあるグループが妊娠した先生に生理的嫌悪感を抱き、流産させてやろうという邪悪で無邪気な遊びを思いつく、というタイトルそのままの作品です。

内容が内容ですし、タイトルもあまり大きな声で言うにははばかられます。低予算で作られていますが、実話を元に作られた話ということで殊更に胸焼けするような気持ち悪さを感じる不気味さがあります。

しかし、女性という性別から子供、少女、女、そして母という成長過程をたどる中である種の自分の性に対する拒否感、女になりたくないという無垢さ故の拒絶、母親という存在への形容しがたい忌避感、女であることを自覚するにはまだ幼い子供が抱く成長への嫌悪が端々に描写されているなと感じました。

主犯格の女子中学生ミズキは作中で親がいない、もしくは彼女に対し無関心であることが分かる描写がいくつもあり、母親に溺愛されるフミホを危険な薬品が充満する部屋に閉じこめます。

ミズキは女性が子供を成すことへの思春期がましい生理的嫌悪よりも、子供を愛さず大切にしない「母親」への憎悪を強く感じさせる存在で、流産させること=子供を消したい=母親に必要とされない子供、即ち自分自身の産まれたくなかったという自己否定が彼女にあのような行動を取らせたのだろうと感じました。

しかし、最後に先生がフミホの母から咄嗟にミズキをかばった時にサワコ先生に自分が知らなかった、得られなかった「母親」を一瞬感じたのではないでしょうか。
それ故にラストへと繋がる。

名のある俳優を採用せず(予算も関係しているとは思いますが)非常にリアリティのある役者陣が演じているので、観ながら腹立たしくなるシーンがいくつもありました。

多くの大人にとって子供は無垢であり守るべき存在です。
が、自身の思春期を顧みるに子供は大人が思うよりもはるかに狡猾で残酷で純真であることを苦々しく思い出します。
この作品は大人が大人の目線で観ても単に腹立たしいだけで終わりますが、感情が支離滅裂に起伏して暴れ回る思春期の頃を思い返しながら観ると子供達が抱く嫌悪感に思いいたる作品です。

しかし、やっぱり胸糞は悪いですね(笑)
HIRO

HIROの感想・評価

1.0
なんでこれを映画化したんだろう
yui

yuiの感想・評価

2.2

このレビューはネタバレを含みます

あんまりよく覚えてないけど、ラブホの廃墟に集まってるとことか「思春期の青春」イメージの押し付けぽいような
中高生のときってラブホとかすんなり受け付けられなかったような
今後大期待の映画監督の初期の作品
MT

MTの感想・評価

1.8
ツッコミどころ多過ぎるし女性や少女の性的な部分の目覚めとか感覚とか執着ってやっぱ男の監督じゃ色々無理あるんじゃないかと感じちゃったし、リサーチ不足な感じが出てた
主演の女の子の国籍不明な存在感が魅力的
技術的なところで気になることも多くてプロの映画とアマチュア映画の違いとは…とか余計なこと考えてしまった
にゃん

にゃんの感想・評価

3.0
女の子達の風貌が普通にいそうで良いね
秘密基地でやる儀式とお揃いの指輪が厨二病感あってイタくて良いね

先生に小学生の時にここまで酷くないけどこういうのしたからめっちゃなんかあーって感じになって余計にリアルに感じた。
あみこ

あみこの感想・評価

1.8
なぜ性別を変えたのかわからないけど
女子生徒の容姿とか関係性がすごくリアルでした
改めて学校の先生ってまともな精神じゃ続けられない仕事なんだろうなと思った
「理不尽さ」「禍々しさ」「不快感」「胸糞悪さ」は題名から伺える通り。ここに「娯楽としての映画」を期待した向きからは特に低評価が多い様子。
物語や映像の構成もごくシンプルで、最低限の脚色に留めたかった製作陣の意図があるとすれば英断。
中途半端にエンターテイメント化してしまうのではなく、語り得ない部分については語らないことで、テーマの生々しさや思春期の危うさが効果的に描かれていた印象。

ゾッとするタイトル。実話が元になっているらしい。こどもたちへの本当に必要な教育とはなにか、考えさせられる。
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