スクールズ・アウトの作品情報・感想・評価

スクールズ・アウト2018年製作の映画)

L'heure de la sortie/School's Out

上映日:2019年10月25日

製作国:

上映時間:103分

ジャンル:

3.6

あらすじ

「スクールズ・アウト」に投稿された感想・評価

s

sの感想・評価

3.2
考えてたものよりも感覚で楽しむものだった印象。最初の飛び降りのシーンがピークだったな。
シッチェス映画祭にて。

秀才ばかりの少年少女達が起こす不条理な世界への反抗。

自殺した先生の後釜を継ぐ代理教師に忍び寄る、生徒や様々な教師のイカれ具合や不気味さが絶妙に怖くて、不快。ポリコレ満載社会への皮肉たっぷりの不快感に溢れたフレンチホラー。
gigiro

gigiroの感想・評価

3.7
自分の頭が足りなくて理解できていないところがありましたが、解説を読んでなるほど!となりました
環境破壊をテーマに据えた「子どもホラー」って感じでしょうか?!
不気味でおもしろく、音楽もカッコいい。
劇中で生徒たちが歌ってたキーボード主体のデモニュッシュでノリノリなドゥームサイケな曲がめちゃくちゃかっこよかったです!アーサー・ブラウンみたいだった笑
アイウ

アイウの感想・評価

3.3

このレビューはネタバレを含みます

終始、"不気味"な映画だった。

所々で「うわ〜ちょっと怖いな〜」ってシーンはあったんだけど、オチにホラー要素が全くない



結局あの6人は、破壊されていく自然・生命に感化されて「死」に触れようとしていたんだと思うけど、よくある
『戦慄のラスト10分!!』
みたいなオチが良かったなあと個人的には思ってしまう。


人間が1番怖いやん…っていう感じでもなかった。中学生はやっぱり中学生。


疑問点は、冒頭の元担任の自殺の理由。
確かに、ピエールが追い詰められてる感じからして予想はつくけどなんか…腑に落ちん。もっと作り込まれていて欲しかった
amemamema

amemamemaの感想・評価

4.0
ホラーというより心理サスペンスでした!

秀才過ぎるがゆえ誰からも理解されないし理解しようとする人間も周りにいない6人の子供たちと、彼らが企てている"何か"を躍起に探ろうとする代理教員とのやりとりが面白かったです。
本当の結末を迎えた時に全てが繋がる伏線回収も凄かったです。

前任の教員はなぜ自殺したのか。
彼らはなぜ痛みに耐える訓練を自ら進んで行なっていたのか。
秀才の見える景色に、凡人は一生辿り着けない気がします。
horahuki

horahukiの感想・評価

3.9
イテテテテ…

監督の前作『欲しがる女』もそうだったけど、強迫観念的に一つの考えに取り憑かれた人間の狂気を描くのが好きなんだろうなって思った。その考えが正しいのか正しくないのかに言及するわけではなく、内に内に閉じこもっていくことにより生み出される孤独なり孤立だったりが、支配された思考を袋小路に追い込み肥大化させるという逃げ道のない病的な怖さ。

本作の場合には6人の学生という小さな集団で共有されているが故にどんどんと一方向の思考が肉付けされ強固になっていくわけで、それを校内でも優秀故に隔絶された優等生という自己としても他者からしても聖域化なり神格化なりされてしまったステータスから来る自信が絶大のものとして機能し、さらには聖域化ゆえにその暴走した思考に対する学校なり大人なりといったチェック機能なんてものは働かなくなる。

でも彼女らを支配する思考は多かれ少なかれ誰もが通る道なんだろうし、自分のことに置き換えてイテテテテ…ってなっちゃうから当然それは周りの大人たちもおんなじ。周囲からしたら「いつか終わる」ってことで流してしまえる些事なわけなんだけど、賢過ぎることが生み出す大人からのネグレクトにも近い距離感のひらきが等身大の子どもとして扱うべきという大前提を覆してしまうっていうのが本作の根本なんだろうなって思った。彼女らだって子どもだし怖いんだよ。

そして固定化された思考に絡めとられていくのは主人公も同様で、自分の心の中で大きな場所を陣取り居座っている者たちを監視することで、一方向に思考が固定されていってしまう。実際に生徒たちからの指摘にもあるように、主人公の思考の固定化はある意味では崩壊を望む心が大きな要因にもなってるわけで、それは生涯をかけた研究だったはずの論文の顛末に対するアッサリとした彼の対応からも窺い知れる。

この主人公の心的な変遷がなかなか面白くて、自分の研究が恐らく唯一の拠り所というか、負け組というレッテルから解放される要素だったのだろうし、それが社会に彼を繋ぎ止めてたイカリ的な役割を果たしてたのだと思う。その中で崩壊をもたらす思考がそのイカリを不確かなものへと変化させていく。最初は潰せていたゴキブリの数は処理できないほどにどんどんと増え、自身の深部ともいえる浴槽をも支配していくことが彼の心が本人にも無自覚なうちに崩壊の誘惑へと傾いていくことを表現し、その無自覚な心的変遷と表層との葛藤がクライマックスに向けて、教師として大人としてのあるべき姿を巡ったひとつの大きな見せ場となる。

ラストのアレは直前に挿入される彼女たちの映像の内容からも真相については解釈の余地があるのだろうけど、私的にはあの映像の通りなんだって解釈したいなって思った。その方が、あの手がよりドラマチックかつ痛烈な想いを持って迫ってくるように感じるから。でもそれだと彼女たちのキャラがブレるかな…う〜ん…。あと6人という数字にも意味があるんだろうね。6人だったらあのまま…っていうのもあり得るよね。
てるる

てるるの感想・評価

3.9
ヒュートラ渋谷シッチェス映画祭2019作品。
今回は2本しか観られず!

でもこれはシッチェスらしい不気味さが楽しい作品!

自殺した教師の後釜として赴任した先生が、優等生だけど様子がおかしい生徒がいることに気付く。
その6人に単身調査を開始する先生だったが…

言うなれば宗教みたいなもん。
生徒たちが隠れてやってることは端から見たら狂ってるんだけど、当人たちはある目標のために信じて実行していく。
頭が良いと言ってもまだ子供なのでその無鉄砲さが怖い。

そんな生徒に追い詰められていく先生。
ある映像集を観ちゃうんだけど、サブリミナル効果でもあるの?てくらい先生もおかしくなっていく。

まぁそれとは関係なくイカれBBAがいて、そのシーンが1番、ひんっ!てなったけど笑

果たして、狂っているのは先生なのか生徒たちなのか。
オチを分かったうえでもう1回観たい。
テイクシェルターみたいな要素もあるので、テイクシェルター好きな人にはオススメ!
キナ

キナの感想・評価

4.5
真正面からまともに喰らうと生きるのが嫌になって飛び降りたくなる映画。
いや全然、食べて寝て起きて電気付けてガス燃やして映画観て生きていくけど。生きていくけども。けどさ。

不快感と不気味さと羞恥心に塗れ、神経も精神も常にゾワゾワと逆撫でされながら観られる、すごく良い映画だった。
103分の上映時間は体感だと135分くらいに感じたけれど、その内の1秒たりとも飽きはしない。面白かった。

担任の自殺というショッキングな冒頭から引き込まれた。
眩しい太陽と汗ばむうなじが強く印象に残る。
何かおかしい6人の生徒。
知的に早熟な彼らの生意気な言動には苛つきを通り越して恐怖すら感じる。

不可解な行動の奥にあるその正体、辿り着いてしまった答えの予想外の形。
幼いが故に見て見ぬ振りも出来ず、がんじがらめに縛られたその傾倒。
生きづらくて可哀想にと思いつつ、笑い飛ばすことも頭ごなしに否定することも出来なかった。
現実感がありすぎてオカルトホラーよりもよっぽど恐ろしい。

生活感のあるプチ怪奇現象はこれまた厭さ満点。
強制的に侵食され引き摺り込まれていく感覚がジワジワと身に沁みてきて、そのいやらしい追い詰め方に本当に泣きそうになった。
濁った水とゴキブリの吐きそうなくらいの気持ち悪さが堪らなく好き。
頭のおかしい人間が多く、思いもよらない方向からの攻めが地味にしんどい。

絶望感の中に可愛らしさと安堵を混ぜたラストにガンガンに胸掴まれた。大好き。逃げても無駄無駄。
掴んだ手は初めての信頼の証。
いっせーので死ぬのも不意に死ぬのも本当は怖いよね。

地球の上、そう遠くない場所で起きている汚い現実。
こんなふうに畳み掛けるように見せられるとノイローゼになる。
知ってた。全然知ってたけど。
目を背けていないと到底生きてはいけないから。
陰謀論みたいに掲げていたけど、そんな極端に考えなくても、地に根を張った問題だからガツンと来るものも大きい。

今朝、日本の世界遺産が燃え落ちるニュースを見て朝からめちゃくちゃ沈んだ。なんとなくリンクして感じてしまう。
見て見ぬ振りして生活していても、きっとこの映画は頭の中にこびりついてずっとずっと離れないんだろうな。
のほほんと生きる現代人への問題提起や警鐘というより、もっと性質の悪い呪いのような映画だと思った。

カメラワークや音楽は洗練されてクールだけど、さりげなくてドヤ感が無い。
そのナチュラルさの中に大きな不穏が入るアンバランスさが好き。

主人公ピエール先生がめちゃくちゃセクシーで発情待ったなしだった。
スティーブへの熱い視線にときめき。
さりげなく暴露される親友との関係にもめちゃくちゃ滾った。
呪いのような映画だけど、色んな意味でドスケベだし地味に欲望が渦巻いているところも好き。
norinori

norinoriの感想・評価

3.5
先生が追い詰められていく様子、子供達も何かに追い詰められている様子が、ジリジリと不気味感を漂わせていた。
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