日本一のヤクザ男の作品情報・感想・評価

「日本一のヤクザ男」に投稿された感想・評価

mitakosama

mitakosamaの感想・評価

2.7
今作より4作を末期クレイジー映画と定義する。制作がナベプロになり東宝が配給となる。おかげで権利関係が複雑になり未だDVD化ならず。罪深いなぁ。
さらに今作は古澤憲吾のクレイジー最後の監督作。時代が変わり映画界も斜陽化するんだなぁ。悲しいのう。

タイトルにもあるように任侠物のパロディ。後期の裏切り男や断絶男などと同じくヤクザ映画のブームに乗っかった企画だね。

植木等が侠客になり、ヤクザの抗争の間を行ったり来たりする。役名が日本一郎。この時期に多用するヒノモトの姓をここでも使う。
土建屋の建設利権を争う二つの組。
前野組は亡き組長の代わりに女房が代理を務める。これが珍しい、司葉子!
組長の仇としてヒノモトが狙われる。組員役の藤田まこととの果し合いは笑ったな。間合いをジックリ詰め、刀を抜いたら雷に打たれる。正に緊張と緩和の教科書の様な笑いだわ。

敵の根本組の方がタチが悪い。色々嫌がらせをしてくるが建設利権をつかいヒノモトが立ち回る。

ゲスト歌手に沢田研二。あと女優陣にアンドロイド少女小林夕岐子がいるね。

ロケ地は茨城の潮来市だって。50年弱前だけど、当時にまだこんな風景が残ってたんだとビックリする。
なんてアバンギャルドな脚本と演出(笑)。もう出てくる女性出てくる女性、み~んな植木等にメロメロになっちゃうし(笑)、彼は一体何者だったのか、観終わってもよく分からないという(笑)。50年弱前に大衆映画としてスクリーンに映し出される本作を観に行ってたお客さんって、ある意味、超先進的な映画ファンだったんじゃないですかね(´・ω・`)。。。植木等作品におけるマドンナは浜美枝さん推しの私ですが、本作マドンナの司葉子さんもとてもキレイでした。
物語の構成に無理があると感じた一本。

やはり敵討ちのくだりは藤田まことだけに任せるべきであって、植木等はあくまでも狂言回しとして、マジなストーリーに茶々ばかりいれて脱線させる役回りにした方が面白くなったのでは?

任侠映画の大パロディに徹すれば良かったのに…。
Kumonohate

Kumonohateの感想・評価

3.3
現在の目で観る限り、多少の笑いとパロディが入っているものの、全体的には極めてオーソドックスなヤクザ映画といった趣。他の「日本一シリーズ」が現代劇であるのに対し、本作の時代設定は戦時中。そういう意味でも異色だが、笑いが少なくテンポもゆったりという意味ではもっと異色。

それとも、鶴田浩二や高倉健を見慣れていた当時の観客にとっては、指を詰めたと見せかけて他人の小指(それより前のシーンで三下が詰めた小指を隠し持っていた)を差し出したり、雨に濡れて背中の彫り物が流れてしまったり(絵の具か何かで描いているだけだったので)、夫を殺され二代目を襲名した女将(司葉子)があっさり主人公(植木等)に惚れちゃったりといった、ヤクザ映画のパロディーやルール破りが少しあるだけで大笑いだったのだろうか。

また、冒頭のクレジットに沢田研二とあるので、どんなヤクザを演じるのかと思っていたら、ストーリーとは何の関係も無く、いきなり飲み屋に歌いながら現れてそのまま去って行くだけ、という意味不明の登場のみ。本作より、これまた冒頭に「渡辺プロダクション作品」とのテロップがスーパーされているが、何とも露骨なプロモーションである。
poko1314

poko1314の感想・評価

5.0
ギャグも有るけど、クレージーキャッツ:植木等の映画にしてはシリアスかな。

若い藤田まことに目がいった映画かなw
今度の植木等は近代のヤクザ者!抗争を繰り返す前野組と根元組を股にかけ、のらりくらりと世を笑い飛ばします。

本作はシリーズを支えてきた古澤憲吾最後の監督作。だからこそ実に安定した作りとなっており、植木等も活き活きとしています。さすが、観客の観たいものを見事に魅せきってくれました。

しかしそれだけでは終わらないのです。ギャグセンスはシリーズ中でもピカイチでした。特に植木と藤田の果たし合いシーンにおける突然のマンガ的表現には爆笑させられること間違いなし。最後まで飽きさせない、なおかつ実験的な秀作でした。
すいか

すいかの感想・評価

3.0
クレージーキャッツ系ではあんまり燃えない方……やっぱもっと植木等の歌を聞きたいな
突然のジュリーかわいい

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