なんの前情報もなしに観てしまったので、初めてのミュージカルチャンバラに爆笑してしまった。そして自分の好きなように可愛い女性を描く日本のアイドル文化みたいなところを感じてここもまた笑ってしまった。
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鶴田浩二演じる主人公の、ヤクザでありながら軽快で強いというキャラクターはどこかルパン三世的な雰囲気を感じる。ヒロインとの恋愛の葛藤などシリアスな展開もありながら、ジャズを聞いているようなリズミカルで…
>>続きを読むマキノのカルト映画。
(『鴛鴦歌合戦』とかも本来カルト枠だと思うけど、あれは今や日本映画の名作かつマキノの代表作でもあるというようなポジションになっちゃっている)
成り立ちからいくと、まず映画がト…
岡田茉莉子が可愛い。田崎潤と河津清三郎を見分けられるか心配だったが、役柄と服装が明確に違ったため分かりやすくて助かった。
大立ち回りのシーンでは絶対に鶴田ののんびりした歌が流れるから気持ちが引き締…
鶴田浩二と岡田茉莉子の恋の障壁があまり明確ではないのでドラマとしてややかったるい感じはするが、マキノお得意の祭りの群衆とお面の件からぐっと緊張感が増し、彼の作品でお面は不吉な死と結びつくことが多いの…
>>続きを読むそこまで私はマキノ雅弘のいい観客ではないし、ラストの鶴田浩二が岡田茉莉子の手を引き走るシーンと船内の2人が膝枕をするシーンは全くピンと来なかったが、冒頭の船内での階段の上下と乗客を利用してなだらかに…
>>続きを読む「びっこ」の話だけでしかないのに、異様に見せ場が多い。
そもそも冒頭の船の室内での高低差を執拗に作っていたのが休憩所?の異様な階段へと変奏される。
仮面舞踏会、森の中での逢瀬、ダンスのような大立ち振…
お笑いが好きで、つまりそれは現代日本のギャグコードが好きという意味なのだけれど、同じような“面白さ”として、上映中何度も声を出して笑った。
男同士の小気味よく進む会話に対して、お篠と彌太郎のゆった…
鶴田浩二と岡田茉莉子が距離を詰める様をじりじりと描く。
森での移動撮影で距離を縮めていくシーンは凄い。
マキノといえばなモブシーン。ギャグみたいに切られてくモブが可哀想になるけど面白い。
好きよ嘘だ…