切られ与三郎の作品情報・感想・評価

「切られ与三郎」に投稿された感想・評価

●′20 9/18&23
『没後五〇年特別企画 市川雷蔵祭('20 9/5〜10/9)』: メトロ劇場
〈′20 5/8&21(特集上映期間: ′20 5/2~29)公開予定だったが、コロナウィルスの影響により延期〉
○′20 11/25&12/3
『市川雷蔵祭(′20 11/21~12/18)』: 名演小劇場<名古屋>
配給: KADOKAWA
9/23 11:00~ メトロ劇場にて観賞
DCP上映
LPCMモノラル
特集上映パンフ未購入
※映像ではメインタイトルは「切られ與三郎」表記。
ネガのタイミングを再設定しては?と言うくらい色味がどんよりして夜のシーンは潰れ過ぎ。
冒頭は音歪み気味。
画面、余り白パラ等は気にならず。
音声、ブツノイズ所々有り。

むかつく野郎が近くに座り、映画に乗り損なう。
話も女難の連発でどんどん転げ落ちる話でどんより。


◯′60 7/10~公開
配給: 大映
ワイド(シネスコ)
Westrex Sound System
モノラル
フィルム上映

同時上映:
「三人の顔役」
たかや

たかやの感想・評価

5.0
この世で一番面白い映画。
市川雷蔵が何度も愛されては裏切られるお話。

カメラワークも決まってるけど、何より空間設計がカッコいい。

カットを割って、道を歩く市川雷蔵の後ろ姿のショットだけで最高。
初めて淡路恵子と市川雷蔵が話すシーンの空間設計が素晴らしい。

このレビューはネタバレを含みます

雰囲気のある印象的なジャケ写真に惹かれ、前から見たかった作品。結論から言うと、残念ながらこのジャケ写真から期待したほどの何かは見出だせなかった。先入イメージ持ち過ぎか…。でも、このシーンと、画面いっぱいにこの写真が大きく映し出されたのを見られただけでも観てよかった。ホント最高です、この写真の雷蔵様…。まだ20代。

結局、雷蔵さんと3人の雷蔵ガールズの話になっているようなのが惜しい。富士真奈美さん、雷蔵ガールズとしては新鮮だったけれど、雷蔵さんの純愛のお相手役として相応しかったとは言えないような。ここは雷蔵ガールズを超える個性の女優さんを配して欲しかった。いや、そういう話じゃない?純愛というより、結局女難で身を滅ぼしてしまう与三郎ってことなのかな?もう一度観てみる。
 
淡路恵子のあだっぽさがヤバい。それに気圧されてない雷蔵さんも大したもんだ。二人ともまだ20代だってのに、大人だわ。雷蔵さんにぐいぐい行く玉緒ちゃんもすごかった。

木更津名物・証城寺の狸囃子ノリノリ。

47
ムチコ

ムチコの感想・評価

4.0
宮川一夫撮影で目が喜ぶ。横移動よりも奥行きの移動が印象に残った。
ぶんぶん自由に端折って、展開も歌舞伎と違うので違う話みたい。

色彩設計もよくて、淡路恵子の衣装はことにすばらしい。黒の羽二重?に水色の半襟、真っ赤な帯揚げなんて可愛らしくなっちゃいそうなのに粋で、内心の純なところを表している。
ほっぺに蚊が止まるところからゆっくりじっくりラブシーンになるなんて素敵だよう。
雷蔵の三味線も見どころかも。
市川雷蔵映画祭

雷様作品は数作しか見れておらず、こういう機会に一作はスクリーンで観ておきたかった。

三味線よりも手毬唄とその妙技に心惹かれたシークエンスが印象的。
愛憎入り乱れる性急な話には激しく戸惑うも、宮川一夫の撮影に魅せられれば最早多くは望むまい。

クライマックスを迎える頃に心地良く失神。

〜〜

今日の一曲

ナイフのように切られ与三郎

この歌はこんな風に聞こえる、サビの部分クイズ

Bryan Adams - Cuts Like A Knife

https://m.youtube.com/watch?v=6VZhSkREYBc

2020劇場鑑賞4本目
くさの

くさのの感想・評価

3.5
なかなか面白い脚本
玉緒かわいい
手鞠唄のシーンも幻想的で好き
ryosuke

ryosukeの感想・評価

3.6
撮影の宮川一夫はモノクロのイメージが強かったのだが、カラーの時代に入っても鮮やかな色彩と端正な画作りが美しくて良かった。溝口と組んでいた宮川の起用だからなのか、霧の中の小舟がワンカット入ったし、ラストの入水シーンは当然「山椒大夫」を思い出す。
伊藤大輔印だという夜の街を移動する御用提灯もダイナミックなイメージで印象的。
でも、撮影は良いのに結局面白くはなかった。序盤には何のために入れられたのか分からないシーンもあり、シーンとシーンのぶつ切りの接続のせいで語りに滑らかさもなく困惑する。出来事の発生や登場人物の心情、性格変化、時間経過が唐突過ぎて付いていけない。
三隅作品と比べると、市川雷蔵の殺陣も何かバタバタした印象で迫力や切れ味があまり感じられなかった。
妹(冨士眞奈美)の演出も、味付け濃過ぎだろうとは思ったけど、それは途中で慣れた。「イヤイヤ」も結構クセになってくる。
歌舞伎の切られ与三も観ているので、中盤に、与三郎がお富と再会する場面は、歌舞伎の舞台のようで楽しめた。(あの、脚を交差するところとかね)しかし、おきん以外は皆酷い女たちで、裏切られまくる与三郎が気の毒だ。玉緒さんも眉ありとなしとで人が違うし。
さっ

さっの感想・評価

5.0
すごい

吊し上げられた雷蔵のシルエット、瓦屋根、火、空気感、夜霧の向こうの月!
江戸のろうそく問屋の養子の与三郎は実子に家を継がせるために身を隠す。

家がたくさん並ぶ大きなセットが素晴らしく、宮川一夫による映像も美しいので、一見の価値あり。ただ雷さまの演技は、作風に合ってないような気もした。次々に女にほれられるけど、この与三郎の気持ちが分かりにくいため感情移入しづらく、妹のあれもいいと思えなかった。新内流しの場面は雷さまが歌ってるなら貴重。
路地に子どもがいる場面など、ふとしたシーンがとても美しい。

「市川雷蔵祭」
>|