もの凄くドラマチックな展開があるわけでもなく、どちらかと言えば淡々と物語は進むが2時間半越えの長尺でも飽きる事なく引き込まれていった
PTAの手腕もさることながら、ダニエル・デイ=ルイスの凄まじさが…
血などない。
ダニエルは血だけを求める。
しかし彼は血を作ることはできない。
だが血があるという妄信のもと、
削り掘り削り掘る。
その自己表出が高められた妄言こそ、
このタイトルの持つ意味だろう。
…
利益最優先の資本主義を象徴するような主人公ダニエルは一見、人間らしさの欠片のないような無慈悲な人物のように見えるが、何処か家族を欲している人物のように見える。
弟と名乗る人物をすんなりと信じたり、自…
全くセリフのない冒頭の映像美はとても圧巻である。
圧巻なのは間違い無いが疲れている時に見ると流石に眠たくなるんだろうなと思ったり。
石油産出からの話の展開具合はとても素晴らしい。
誰1人幸せそうで無…
ここまで狡猾で、味わい深い映画は初めて観た。とにかく凄い。
父の愛憎入り交じる息子への思い、得た力の代償、"神"を信じた者の終着点。全てに完璧といえるアンサーを出していく。
何もかもが美しく、繊…