キング 罪の王の作品情報・感想・評価

「キング 罪の王」に投稿された感想・評価

yuki

yukiの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

亡き母に女手一つで育てられたガエル・ガルシア・ベルナルが、除隊したのち向かったのは初対面となる実の父の元だった。紳士な振る舞いと屈託のない笑顔で、その男の娘を手籠めにする。とても静かな復讐が最高だ。善良な青年に見える彼が凶行に走り、家族を内側から破壊せしめるに至るまでの、描かれない過去(母が受けた仕打ちや死の間際に遺した言葉など)の想像を膨らませながら観ると楽しい。妹想いの珍しいタイプなポール・ダノが、アッサリと殺されるのがなんか草。
tk

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3.0
"懺悔して天国へ"

皮肉は皮肉でしか受け取れないから、あえて踏みにじるなら不愉快さがほしいけど、何せエルヴィスが無邪気である。
かといって脆さが美しいとか、同情を正当化するようでもなかった。

まあ、目立たない映画。
ザン

ザンの感想・評価

3.3
妹が兄の遺体を沈めた池のほとりで男と祈りを捧げるシーンは恐ろしい。
ヒルコ

ヒルコの感想・評価

3.1
わたしは結構好き!説明が足らない感じも、むしろこれ以上しちゃうとこの雰囲気が壊れるような気もする。主人公にとって、敬虔なクリスチャンをだまくらかすのは赤子の手をひねるようなものだったろうし、それが父親にどれほどの意味をもたらすかもわかってたんだろうなーと思うと、やっぱ復讐って怖いなーって思うよ!関係ないけど、ガルシア君、本当背が低いね。
non

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4.5
ガエルの復讐劇
幼い時、父親に捨てられたガエル
大人になったガエルは幸せな家庭を築いて暮らす父に復讐をする

そこまでやるかぁ〜ガエルよ
ざわざわする1本
pacheco

pachecoの感想・評価

3.3
ガエル氏の無垢で純粋な狂気な映画。
自分の心の拠り所がわからなくなると、神を信じたくなる感じは、ちょっとだけわかる気がする。
父を知らないまま、未婚の母に育てられ、その母をも失くした主人公のエルヴィス(ガエル・ガルシア・ベルナル)は海軍を除隊してすぐに、実の父親に会いに行くが、
父は裕福な牧師として、美しい妻、二人の子供に恵まれ幸せな生活を送っており、
「過去の過ち」によって生まれてしまったエルヴィスを拒絶。
孤独なエルヴィスは唯一の身寄りである父から冷たくあしらわれた事実を受け止めきれず、父に復讐することになるのだが、エルヴィス本人に明確な「復讐」の意図があったのか、最後までわからないほどに彼の「復讐」は淡々としている。
「危険な遊び」や「悪童日記」に描かれるような、子供が持っている無垢な悪意というか、そういうもをエルヴィスは持っており、それを繊細に描き切ったガエル・ガルシア・ベルナルの演技がとにかくすごい。

確かに胸糞の悪くなるような話ではあるのだけど、
妹と肉体関係を持ち子供を孕ませ、何の躊躇いもなく兄弟を刺し殺し、消えた(消した)息子の代わりを嬉々として務め、一度は拒絶された父の家庭に入り込み、父のすべてをめちゃくちゃに破壊するエルヴィスの本当の目的は、父に対する復讐ではなく、
すべてを失えば父親の愛情は自分だけのものになる、独り占めできる、父に愛されたい、という純粋な想いだったのではないかと思えてならず、
その狂った愛への渇望が美しいとさえ思った。
夢一路

夢一路の感想・評価

3.0
序盤、若気の至りによるところの、恋は盲目的な展開に、日本の2時間ドラマや、韓流ドラマによくあるパターンかと思いきや、人が誰しも持つ煩悩と、宗教との関わりを、実に多面的にかつ批判的に描かれていて、結局のところ復讐ものの要素もあるので、観る側の心をくすぐる作品だと思いました。
Dachiko

Dachikoの感想・評価

3.8
それは計画的な復讐か、それとも無邪気な戯れか。

宗教へのとんでもない皮肉を込めたような映画。「貴方があんな事しても告解して懺悔すれば許されるんでしょ?だったら僕もこんなことしたけど、許してね?」と言わんばかりのエルヴィスの行動、無邪気さに父親も観客も振り回される。

父親に見捨てられ、異母兄妹のマレリーに恋をしながら、しかし罪悪感無しに無邪気に罪を重ねるエルヴィスは正に"罪の王"であり、それはまるで父親と遊びたがる子供のようにも見えた。
のん

のんの感想・評価

3.5

人が罪を犯す時、そこに明確な目的や悪意、さもなくば狂気を理由づけしたくなるので、この展開は新鮮だった。

面白さや興奮からは離れてるけれど、引き付けるのはガエル・ガルシア・ベルナルのイノセントな雰囲気。