丹下左膳が片目片腕になった理由から描かれており、立ち回りや御用灯などは確かに伊藤大輔リスペクトが垣間見える。
一方でアバンタイトル後、左膳が町の向こうへ消えていく長い縦構図は山中貞雄の記憶を留めた者…
オープニングのクレジットタイトルで「監督 加藤泰」と表示される際の奥行きのあるローアングルショットは彼ならではの素晴らしいショットで、劇中何度もローアングルで板塀とか木の枝とか屋敷とか空や雲とかを出…
>>続きを読む加藤泰による、大友柳太朗の左膳。右眼、右腕を失う顛末が描かれる。主君から名刀二振りを所望された左膳、右眼を失い、主君にも見捨てられる。そして手に入れた名刀はどうするのか。大殿の豪快な殺陣。裏切りから…
>>続きを読む『丹下左膳』が、なぜ、右手、右目を、失ったか?の話。下級武士が、出世するのは、難しい太平の世に、出世を餌に、『丹下左膳』は、相馬藩の、殿の命で、刀を盗み、殿に献上するのだが、殿は、名刀集めのためなら…
>>続きを読む大友柳太郎の丹下左膳第五作目。監督が加藤泰に変わり、いままでのカラー娯楽作品からモノクロのシリアス路線に。興行的には失敗だったらしい。そりゃあそうだ、戸惑うに違いない。冒頭、頬被りしたアップ、尻絡げ…
>>続きを読む色恋ありのチームもので、さらにハラハラ展開あり、コメディシーンありの全部入り。その全てがシームレスにスムーズに繋がってる。完成度やばい。
全キャラが漫画的とも言えるほど立ってて、全員愛せる。
恋愛的…
クローズアップ多用の無音のオープニングからかっこ良すぎる。それにしても加藤泰の画作りには毎度のことながら感心させられる。物語の前日譚。彼が隻眼隻腕になるまでとなってから。自分の知る大友柳太朗のあの快…
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