原作は林不忘
『丹下左膳(一)乾雲坤竜の巻』←本三部作
『丹下左膳(二)こけ猿の壺の巻』
『丹下左膳(三)日光の巻』
妖刀 乾雲、坤竜、対の二振りを求め、壮絶な剣林に降り注ぐ血の雨―――。
『この…
今作の、『丹下左膳』は、妖刀『幹雲』に、辻斬りを、させられてる、とある藩の、家来で、浪人のふりをしてる侍。この『丹下左膳』は、殿のために、動いてる、忠実な侍。『善』でも『悪』でもなく、『悪』は、むし…
>>続きを読む城主岩城主水正は乾雲と坤竜という2本の妖刀を求めて左膳に奪いに向かわせたが…
妖刀を奪おうとする悪役感が強い丹下左膳。狂気的な部分も感じられるのが新鮮!
火事の中での打ち合いは見応えあった。
さらに…
妖刀に翻弄され闇討ちを敢行する悲劇の片端者剣士丹下左膳の狂気を水島道太郎が好演。
河津清三郎と坂東好太郎の貫禄も流石だが、南田洋子と月丘夢路の艶っぽさを引き出したマキノ雅弘監督の名人芸に惚れ惚れ。十…
〖1950年代映画:小説実写映画化:時代劇:日活〗
1956年製作で、林不忘の新聞連載小説の実写映画化で丹下左膳の水島道太郎シリーズ三部作の第1部らしい⁉️
丹下左膳ってどんな人?ってなる作品でした…
原作物のため、自ずと評価の軸は監督の演出力、役者の地力に拠るところが大きくなるわけだが、その点はさすがマキノ。
裏切らない印象的なショットが最後まで魅せる。
それでもやはり着目すべきはマキノの大きな…