モノクロの光と影とを熟知した照明とベンツでゆったり町乗りしてるようなスムースな移動撮影が心地良すぎる分(火事の撮影もすごい)、キャスティングのハマらなさや(月丘夢路や南田洋子は素晴らしい)殺陣のキレ…
>>続きを読む斜めに入る光線、破れた障子紙の賭博場、凸凹の道の裏町、硬い陰影、遠景に燃えさかる火事、ゆらゆらと揺れながら地に満ちる追手の提灯、歪な狂気と情念の世界を見せられる。クライマックスに至って突如歌い出す丹…
>>続きを読む原作は林不忘
『丹下左膳(一)乾雲坤竜の巻』←本三部作
『丹下左膳(二)こけ猿の壺の巻』
『丹下左膳(三)日光の巻』
妖刀 乾雲、坤竜、対の二振りを求め、壮絶な剣林に降り注ぐ血の雨―――。
『この…
今作の、『丹下左膳』は、妖刀『幹雲』に、辻斬りを、させられてる、とある藩の、家来で、浪人のふりをしてる侍。この『丹下左膳』は、殿のために、動いてる、忠実な侍。『善』でも『悪』でもなく、『悪』は、むし…
>>続きを読む城主岩城主水正は乾雲と坤竜という2本の妖刀を求めて左膳に奪いに向かわせたが…
妖刀を奪おうとする悪役感が強い丹下左膳。狂気的な部分も感じられるのが新鮮!
火事の中での打ち合いは見応えあった。
さらに…
妖刀に翻弄され闇討ちを敢行する悲劇の片端者剣士丹下左膳の狂気を水島道太郎が好演。
河津清三郎と坂東好太郎の貫禄も流石だが、南田洋子と月丘夢路の艶っぽさを引き出したマキノ雅弘監督の名人芸に惚れ惚れ。十…
〖1950年代映画:小説実写映画化:時代劇:日活〗
1956年製作で、林不忘の新聞連載小説の実写映画化で丹下左膳の水島道太郎シリーズ三部作の第1部らしい⁉️
丹下左膳ってどんな人?ってなる作品でした…