源氏九郎颯爽記 白狐二刀流の作品情報・感想・評価

「源氏九郎颯爽記 白狐二刀流」に投稿された感想・評価

原作の都合なのか、魅力的な登場人物が出てくるのに掘り下げないで、次々に新しいキャラクターが出てくるのがもったいなかった。もっとキャラを立ててほしい。錦ちゃんの上品な剣士ぶりはすてき。あの衣装は汚したら大変だと変なところで心配してしまった。

「錦之助映画祭り」@ラピュタ阿佐ヶ谷
アノ

アノの感想・評価

2.2
これは凡作。
冒頭の夜の港が時代劇らしからぬ雰囲気で面白いが、見所はそこくらい。
ラストの公家との別れの会話は白々しいし、錦之助も棒読みのようだ。
源氏九郎の異様な姿に誰も不思議に思わない。この映画を観る気になったのは、野村芳太郎と山田洋次がこの映画を観て感心して加藤泰に手紙を送ったことから映画会社超えて付き合いがあり後に松竹でも映画を撮るきっかけにもなっている。背景には、山中貞夫の甥であることも影響してるんじゃないかな。にっかつ撮影所の所長だった山口友三さんも山中貞夫のお兄さんと会った時の写真をみせてくれた。朝日新聞社に勤めいたのだ。映画人の中で山中貞夫と加藤泰というのは一つのアイコンなのだ。で映画と言うと「暴れん坊将軍」みたいな話で白い着物に白塗りで眉一つ動かさずバッサバッサ切りまくる。その異様な姿に市井の人は、全く違和感を感じず接する。ローアングルで引きで撮る。コメディシーンなんだけど、こう撮られると面白いんだが何だかわからない。シュールな感じだけど残る。加藤泰作品は、娯楽映画でありながら実験を繰り返している感じだ。
源義経の子孫の美剣士、源氏九郎の活躍を描いたシリーズの第2作目です。前作を観れていません!物語の冒頭で義経の財宝を発見します。たぶん第1作目は宝探しをしてたんでしょう。とりあえず宝を見付けました。その財宝の在りかを巡って九郎役の中村錦之助はピンチに陥ります。外国人が出てきてバタ臭い時代劇です。金髪美人の妖艶な舞にも眉ひとつ動かさない錦之助が格好良いです。幼馴染みの美女も袖にするストイックさ。里見浩太朗も若くて二枚目で眼福でした。白装束で颯爽と二刀を手にし秘剣、揚羽の蝶を披露する錦之助様は、ただただ美しい。
ヴェーラの加藤泰特集にて。
波止場の夜霧のシーンが印象的なるも微妙な出来。
よく言えばテンポが良い。悪く言うと説明不足。しかしローアングルから映される長回し(ワンシーンワンカット)の美しさは健在で、多人数の喧嘩シーンは傑作という言葉では物足りないぐらいの傑作であった。
加藤泰のローアングル・ローポジションの美しさは健在ながら、『車夫遊侠伝 喧嘩辰』を見たあとでは、物語を性急に語ろうとするあまり、演出の随所に焦りが感じずにはいられない。

映画の語りが性急であるとは、アクションやセリフ、カッティングのスピードがあまりに早く、視覚・聴覚による認知の処理が追いつかないということではない。そうではなく、映画の語りに必要な要素があるべき箇所から排除され、ショットやシーンのあいだに認知の空白とでもよぶべき断絶が無造作に挿入されたとき、私たちは制作者の焦りを感じてしまう。性急であるとはそういうことだ。

役人に捕縛された仲間を悪徳貿易商人の妻である八汐路佳子が屋敷二階から狙撃して射殺し、これを捕らえようとするも、階上に通ずる梯子が閉ざされるシーンから、播州屋が密貿易した拳銃の詰められた木箱を萬屋錦之介が馬上から奪うシーンは、相互の連関が存在しない、いかにも性急な演出だろう。
青二歳

青二歳の感想・評価

3.5
朱の三つ紋の白羽二重を着流し…“眠狂四郎”⑧の天知茂じゃあるまいし。そして錦ちゃん..何このグリコポーズ二刀流w。尊王攘夷の気運高まる幕末に義経の子孫・源氏九郎が正義の剣をふるう…いや子孫て。幕末て。商人の欧米人も出てきて…なんだか益々“眠狂四郎”っぽい俗っぽさが。もちろん東映の品格か、大映のようにエログロ路線にはいきませんが、どうも正義の人源氏九郎は“巻き込まれ系ヒーロー”の様子で、なんだかんだ話が勝手に進んでいく…
ラストのアクションでまさかの錦ちゃんパンチはビックリ。そして楽しみにしていた殺陣。本当にグリコポーズだった。正確にはもう少し横に腕を張る感じですけども。

上田吉二郎と錦ちゃんが並んでてニマニマしてしまう。