渡部篤郎さんの出演作を観たくて、遠藤周作原作『わたしが・棄てた・女』、1997年の映画を鑑賞しました。
「唐突に始まった恋、そしてその日のうちに結ばれる」、これは良くあるパターンかもしれないが、…
冒頭脚本の悪辣さに訝しく思ったがその他の職人達の技巧と気迫に圧倒された カメラマンの迫力に凄みを感じたし同室の女優さんの演技の迫力も凄かった
映画史に置ける技術者としての文化的価値のある作品だと思う…
たまに「俺、何を見てるんだろう?」ってなる事あるじゃないですか?正にそんな作品で、「わたしが・棄てた・女」の新しい解釈というにはあまりに渡部篤郎の造形が弱すぎませんか?という。気が弱いくせに利己主義…
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みっちゃんが、原作のように!吉岡さんに騙されていなくて、なんとなく他の本を読んだよう。
[私が棄てた女]森田ミツは、ものすごくひどい扱いを受けて、まさに棄てられていた。
この映画では、吉岡さんもミツ…
観た。
遠藤周作、「わたしが・棄てた・女」が原作。小説が発表されたのは1963年。
正直この映画では、脚本や演出と舞台設定(制作当時の90年代後半)がうまく融合できていないと感じた。
特に前半、…
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善人ばかりの物語
原作のお人よしすぎる森田ミツと俗人の象徴のような吉岡の対比が本作では描かれていないように思う。
心に残った箇所は、80年もの間病(ハンセン病)を煩い、世間から隔離されてきた老人(小…
日活