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チチカット・フォーリーズ
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『チチカット・フォーリーズ』に投稿された感想・評価

mi

miの感想・評価

5.0
ワイズマンに手を出したら底なし沼にはまるんじゃないかとずっと懸念してきて、とはいえどうせ観るなら1本目からなるべく順に観たいとずっと思ってて、ついに今作を鑑賞。
上映後は三宅唱さん、高橋洋さんのティーチイン付き。

やはりというか、想田和弘監督が影響をモロに受けたというのも頷ける展開。
トラウマ級ドキュメンタリーで間違いない。
想田和弘監督の「精神」はかなり現代版に見やすくなっているのに対し、こちらはカメラが被写体を捉えているが、どこか冷酷に突き放す第三者的な姿勢すら伺える。
この施設の精神異常の患者への施しが、倫理的に間違ってるのかどうかさえ途中からわからなくなるような錯覚すら覚える。
チューブ突っ込まれるおっさんからの死体のカット割りは、確かに未知との遭遇だった。

にしても、戦争をセックスに例えて演説してるおっさんや、自分は薬漬けにされてここにいるから出してくれ!と話す男なんかは全然精神異常者には見えなかった。
事象をひたすら追いかけるカメラワークだが、ラストでワイズマンのシニカルさが全面に出て、後年の観察的手法よりも演出的意図が見て取れた。

あの終わり方は凄い。

患者たちの口から、皆さん楽しんでいただけましたか?楽しいショーはこれで終わり。
でもショーは続いていく。
この意図せず発された言葉の中に、はっきりとワイズマンの恣意が見てとれる。
編集という行為が入る以上、そこには主観や意図が入り込むことを改めて目の当たりにした。

他の作品も観るしかない。


2019劇場鑑賞28本目
菩薩

菩薩の感想・評価

4.5
のっけからリンチの新作を観ている様な気分になったけど、目の前にはちゃんとキチガイさん、キチガイさん、一人飛ばしてキチガイさんが映し出されてたし、ワイズマンの旧作を観てる事に違いはなかったみたい。チチカットと言うからにはさぞかしお乳のカットが沢山観られるのかと思ったら全然そんな事なく、代わりにおちんちんのカットばかりで、なら「おちんちんカット・フォーリーズ」にしてくれよとか思ったけど、そもそもなんでこの人らはみんな服着て無いんだ?とか思い始めたら服着てる自分がキチガイなんじゃないかみたいな気分になって、俺のおちんちんも若干カッとなった。ご飯食べないキチガイさんに施設の人が地方限定の巨大ポッキーくらいある太さのチューブを鼻にぶっこんで餌付けしてるシーンなんかどっちがキチガイさんなのか分からなくなったし、帰りの道すがら、地面に突っ伏し号泣しながら警察官と握手してる男の人見かけて、ええ加減にせんと俺も気狂いて死ぬとか思いながらINU聴いて歩いてたら、向こう側からAMIAYA姉妹が歩いて来てラッキー!ってなったけど、なんでこんな事書いてんのかまったく分からない。普通、変態、キチガイ、その境目は一体どこなのか分からんけど、俺は普通と変態の間と冷静と情熱の間を彷徨っていたいなぁと思ったし、「一日に何回オナニーする?」って聞かれた変態さんが「三回。」って答えてて凄いなって思ったから、俺はたぶんまだ大丈夫だと思う。後、キチガイさんの一人が部屋ん中で足踏みしてる音が、ジオメトリコの1stみたいでめちゃくちゃかっこよかった。心底幸せそうな笑顔を見させてもらったよ、ありがとうワイズマン。
初フレデリック・ワイズマン☆

ピンク色のアテネ・フランセ文化センターで鑑賞して参りました。

1967年製作モノクロドキュメンタリ。
ワイズマンの処女作だそう。

とにかくヤバイと聞いていたし、上映禁止にもなった作品なので覚悟はしていたのですが…
言葉を失いますね。。。

異常と正常が分からなくなり、鑑賞後には自分の感情が迷子になった。


作品としては…

精神異常犯罪者のための州立刑務所マサチューセッツ矯正院の日常を映したもの。

収容者たちは叫び、訴え、笑い、ただ生きている。
生かされている。

だから、食事を拒否したら強制挿管。
看守が咥え煙草で世間話をしながら、収容者に鼻チューブを挿れる。

そして最後は"Show must go on"。



作中何度か彼等の歌が披露されるのですが、異様に快活に歌われるそれは、気持ち悪く恐ろしいものでした。

「ここにいるから狂ってしまうんだ。だからここから出してくれ!」
そう、論理的に訴える収容者は、果たして本当に正常なのか?
それとも……

終始ダミ声で、的外れだが途切れることなく何かを指摘し続ける老人は、一体何があったのか?
何を訴えたいのか?

この施設に入っているということは、何かしたのだろうけれど、冤罪かもしれない。
ただ入ってしまったからには、異常者として終始扱われる。

それは人権無視の酷い扱いを意味する。
現在は改善された、と裁判所命令で映画に載せているようだけど、果たして…

様々な収容者が映し出され、それだけでも十二分に衝撃的。
看守達による彼等の扱いにも驚く。

が、何よりも、ここの所長(?)が物凄いハイテンションでいることが、一番不気味だった。
歌って笑って、全人類のボスみたいな顔で舞い歩く。
撮影用の顔?
映画ならば、彼が一番狂っていると断定出来るかも。

ドキュメンタリという誇張の無い姿、モノクロ故の陰影も相まって、迫力に押し潰されました。

あ、点数は付けられません。。。

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