何の予備知識も無く、原作も読まずに観た。三角関係の恋愛モノかなと思っていたら、実際にそうだったけど、まさかのSFでびっくり。
もっともっと時代が進んだ時に起こる、二極化する人々の立場や格差、あとは…
はじめ観たとき、イギリス文学の系譜を継ぐようなナイーブな心情と、出口のないSF的ディストピアとの融合を、どのように受け止めれば良いのか戸惑ったことを覚えている。
一般的にSF作品に描き出される人物…
臓器提供のために生まれてきた子どもたち、育っていく過程で全ての行動に「自分のコピー元もこうだったから」という答え合わせが付随していくのだろうな。キャシーの性的関心、トミーの癇癪、ルースが3人の友情を…
>>続きを読む1人の100歩か、100人の1歩か。
本作の中心にある問いは、「人間とは何か?」という存在論的な問題だよね?主人公たちはクローンで、「臓器提供のために生まれた存在」として社会に位置づけられているけ…