ちぎれた愛の殺人の作品情報・感想・評価

ちぎれた愛の殺人1993年製作の映画)

製作国:

上映時間:101分

3.6

『ちぎれた愛の殺人』に投稿された感想・評価

石井隆のオリジナル脚本を、池田敏春が監督したミステリー。村木の佐野史郎、名美に余貴美子。刑事に横山めぐみ。池田=石井コンビの作品、4本目にして最後のコンビ作品。佐野史郎の怪演が強烈。
テアトル新宿にて
音楽が「憂鬱な楽園」のバイク走行シーンのアレに似てて同じ曲かと思ったら違った
3.5

走って車を追い縋る横山めぐみの追跡劇は石井隆の世界から離れて2時間ドラマに接近するが、信号や渋滞のたびに距離を縮め発進のたびにまた息を吸い追跡を続行する横山の運動はその持続の異様な長さにおいてテレビ…

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oche
4.8
実際にこんな人たちがいてもおかしくない世の中、人間と愛の関係性は本当に気持ち悪いし美しい.エンディングの児島未散の記憶のかなたで…がたまらなく良い
ジャンル映画の巨匠、池田敏春の傑作スリラー映画。本当にリマスターBlu-rayを出して欲しいんだよ!佐野史郎の本領発揮、そして余貴美子の最恐の芝居を見逃すな。

ネガポジ反転された出雲の海辺に飛び交うウミネコの群れ。岸へと打ち上げられた女のバラバラ死体。のっけから猟奇的なオープニングで物語は幕を開け、その後も異様な気配に満ちたシーンが淡々と続いていく。赤すぎ…

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なんとも歪な映画なのだが『死霊の罠』と人魚伝説』を繫ぐ池田敏春ユニバースのミッシングリンクとして捉えるとわりと合点はいく。脚本の石井隆的には池田敏春とのタッグ作『死霊の罠』が石井隆版『スキャナーズ』…

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石井隆が脚本担当なので、最終的には「名美と村木」のやるせない愛の物語に回収されていく。当時の佐野史郎のイメージを逆手に取ったツイストが面白い。家の地下に広がる異様な空間は『悪魔のいけにえ』オマージュ…

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池田敏春×石井隆×佐野史郎。

めちゃくちゃ気持ち悪い映画で最高。

佐野史郎、女装してウィッグ外したからグラムロックみたいになっちゃったの面白だった。レズバーのお姉さんに心開いてもらった後首にもらったスカーフをバンダナ巻きする横山めぐみ。渋谷を疾走するシーン、エスプ…

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