かぶりつき人生の作品情報・感想・評価

「かぶりつき人生」に投稿された感想・評価

初めての鑑賞でした🎬
知らない俳優さんたちの熱演と大阪弁の軽いノリで映画に引き込まれました😀
今でも大阪弁丸出しで元気なおばちゃんやおねえちゃんは存在していますよ😆
ちなみにストリップ劇場は行ったことありません😅

上映後には西尾孔志さん(映画監督)、堀口徹さん(近畿大学建築学部・准教授)による建築と映画に関するトークを興味深く聞かせてもらいました😃
ショットへの工夫の痕が多め

車内から歩く人間撮るのやはり好き

突然のアフレコシーン、階段下から現れるバター犬みたいな爺
場末のストリップ小屋の楽屋でヒモにマッサージされる母の場面で壁に寄りかかって漫画読むストリッパーと手前で手乗り文鳥可愛がっているストリッパー、ヒロインが雨のなか車を降りて歩いたら傘をさした女がどうぞーって追いかけて傘を差し伸べるシーン、アンタに死んでほしいんだよーって飼い犬抱いて犬小屋で泣いてるシーンとか。は〜〜すでに神代。救急車が走っていきビルの階上でダンスする若者たちを映すラスト。や〜〜素晴らしい。
「神代辰巳監督のデビュー作で、客入りが記録的に悪くてしばらく干されていたらしい」


男に騙されてばかりのストリッパーの母親を持つ娘が、反面教師とばかりに奮闘するが、割と母親と同じ事なっていく感じの物語。

娘の行動と言動にも?なところがあるが、まあ楽しめました。

監督とこの後もタッグを組む名カメラマン姫田真左久のモノクロ撮影と望遠レンズ多用の絵も低予算な条件を考慮すると中々良い。あとスポットライト的照明も。

ちなみに鑑賞した上映プリントは、それなりの画質だったが、リマスターされたDVD ソフトは、販促動画を見る限りとてもシャープでキレイなので、それによって見方も変わるかも。

そういえば、ラストの救急車で搬送される場面の映像が、蔵原惟繕の「愛と死の記録」とソックリだと思ったら撮影は今作と同じ姫田真左久でした。

当時のストリッパーやエロ映画を取り巻く環境もなんとなくわかり、関西ロケも低予算ながら時代色があり。

登場する男達は、ことごとくヒモみたいなダメかクソ男ばかりだか、関西弁だと不思議とユーモラスに感じる。

ちなみに1968年の映画なので濡れ場とか裸はほとんど無いので、ポルノ的なエロを期待するとガッカリするかも。

まあ今この映画を見る人でそれが目的な人もいないと思うので、神代辰巳監督のデビュー作として一見の価値あり。
ロマンポルノ以前の神代監督のデビュー作がこんなにもモダンだということにただ驚愕 ラストのワンカットのグラフィックセンス、
半兵衛

半兵衛の感想・評価

1.8
神代辰巳のデビュー作にして、彼のスタイル(長回し、アフレコ感満載のセリフ、アドリブっぽいやりとり)がすでに完成している。でも登場人物に神代の世界観を理解する役者がいないため登場人物に魅力がなく、映画自体もダラダラとした展開のためそんな面白くない。神代映画の常連である江角英明、萩原健一、粟津號、伊佐山ひろ子、芹明香、絵沢萠子…人間のダメな部分をチャーミングに演じる彼らの存在は実は神代にとって重要なのかも。
ryosuke

ryosukeの感想・評価

3.7
シネスコサイズの伸びやかなロングショットを織り交ぜたカット構成と、威勢のいい関西弁の応酬と共にテキパキ展開していく(特に前半は)テンポが気持ち良い。
劇伴が台詞に合わせてブツ切れになったりするのは和製ヌーヴェルヴァーグという感じだな。画面手前と奥で同じ音量の会話が交互に繰り広げられるのも面白い。「音のフォーカス送り」とでも言うべきだろうか。
事故シーンでの切れ味抜群のストップモーション、ワンカット内で変化する照明等もそうだが、挑戦的な演出を用いつつも娯楽性も損なわれておらず、興行的に大失敗して神代も干されたというのは何故だろうという感じ。まあ途中からちょっとだけダレてくる印象はあるけど。
ヒロインの処遇について画面奥で話し合う夫婦と、画面手前にずんずん近づいて大映しになる殿岡ハツエのショットも、少し不穏な雰囲気でその後の展開を予告しているようで印象的。
暗闇の中でただ一人スポットライトを浴びる母、傘を拒否して力強く歩く娘の描写は、共に男に依存せず強く独り立ちすることが求められる女の逞しさが端的に表れている。
ピンク映画を見に来る客は裸にしか興味ないみたいな愚痴を、ピンク映画を見に来ている観客に浴びせるのもメタで面白いな。
何故かマンション上階の子供を映し出すラストカットも良いのだが、あれ、最後の方にはお母さんの出番は無いんだとは思った。
刺されても「ええ調子」「運が向いてきた」と語り、さっき自分を刺したばかりの犯人に商売の話を持ち掛ける娘の姿の中に、母譲りの強さが見えたからそれで良いのかな。
HAL

HALの感想・評価

2.0
神代辰巳のデビュー作。ひどい不入で次回作を撮るのには、日活がロマンポルノに転換するのを待たねばならなかった。
神代らしさは端々に見受けられるものの、中途半端で面白みに欠ける。
ヌーヴェルヴァーグっぽい、したたかさが時に哀れに見えてしまう女の映画から神代の萌芽が仄見える。妙な感覚。
tko

tkoの感想・評価

2.9
Rec.
❶19.10.14,シネマヴェーラ渋谷(35mm)/蘇る神代辰巳
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