清水宏お得意の子供を捉えた映画。問題を抱えた児童を預かる学院を舞台にして、先生や保母たちの奮闘と児童たちの成長を描く。
屋外ロケ撮影が満載。瑞々しい空気感が素晴らしい。ロングショットによる移動撮影が…
更生施設の卒業式、建物の前で微動だにしない子供たちを入口内から捉えたフレームインフレームが怖い。遺影のような、どことなく死を感じる。『森の鍛冶屋』の仏壇目線をも連想する。あれだけ奔放で反抗的だった子…
>>続きを読む『みかへりの塔』清水宏監督。大阪河内に今も実際にある児童福祉施設「修徳学院」の学長の手記を元にした原作の映画化。ほとんどはこの学園の子たちで撮っているのだろう。とてもドキュメンタリー的な感覚が強い作…
>>続きを読む記録
【笠智衆の水着】
フィルムで。
清水宏が映画内で子どもらに課す労働の類、兵役をも思わせるそれらに対し、また体制に対して真に批評的に提示したのか少し懐疑的。制度に回収されたとする見方も肯け…
清水宏といえばロングの印象だったが、今作はクローズアップのキレが物凄く良い。靴を盗んだ少女が三宅邦子と鉢合わせてしまったときの間のとり方からあの裏切りと絶望のクローズアップ。たまりません。
集団農作…
戦意高揚的な国策映画… とまでは勿論言えないけれど、なかなかに時代錯誤な封建制も感じさせる作品。
まだ年端もいかない女生徒に、「肉体労働している男子生徒の服はもっと丁寧に洗いなさい」とか、現代の感…
まず「見返りの塔」とかいう名前の施設は怖い。検閲もあっただろうけど起こっているはずの戦争にあえて触れないようなつくり(子供たちも戦争に行けるような心身になるために教育されているんだろう)は、ラストの…
>>続きを読む清水宏のショットの現前性、つまり奥行きのある画面の手前から奥に至るまでの木や枝葉、人々、その全ての現前性。クローズアップにおける、感情では説明できない役者の表情の現前性。
『明日は日本晴れ』や『蜂の…