アコーディオンのような財布。
我々をショーに誘う、夏の夜の夢のパックのような存在が第一キートン。
オーケストラのシーンは音で面白おかしくなるのだから、あまりに各映画館にその面白さを委ねすぎではないか…
いやはや本当に芸達者なキートン。老人役や女性役、チンパンジー役も全て高いレベルでこなしている。ストーリーはあってないようなものだけど、キートン特有のスタント的なコメディ要素もあり、得意技が詰まってる…
>>続きを読む大量に複製されるキートンが滑稽さよりも無個性を思い起こさせるのは、彼(ら)が水兵を演じさせられ、その光景が見世物として消費される後半の悲劇とも無関係ではなかろうと思う。
ヒッチコック「海外特派員」の…