相手が警官隊でも花嫁でも追われて逃げるのはキートンの真骨頂。そこからの外輪船のギャグは後世のコメディアンがいくら憧れても届かないのはもう仕方ないとしか。
なにをやってもうまくいかない話なのがつらいの…
太宰の「東京八景」に”人間のプライドの窮極の立脚点は、あれにも、これにも死ぬほど苦しんだ事があります、と言い切れる自覚ではないか”という一文があるが、本作の主人公もそんな風に開き直ってしまえそう。恋…
>>続きを読む暴れ回るホース、ぬるっと地面に沈み込んでいくバスター・キートンが最高。
バスター・キートンはあらゆる場所に現れる。他の映画においてバスター・キートンはアクションによってではなく現実を映画として変容…
娘の父に交際を認めてもらうため、働き口を探しにいくキートンは随時どんな仕事をしているか娘に手紙を送り近況報告するがその内容は例えば医者として働いているように書きながら獣医の助手でこき使われてるみたい…
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