ウィラードの作品情報・感想・評価

「ウィラード」に投稿された感想・評価

ぺー

ぺーの感想・評価

3.2
孤独な男とネズミの交流と復讐。
クリスピン・グローヴァーの演技が半端ないのと画面を覆い尽くす量のネズミが出てくるけど絶妙に気持ち悪くないのが凄い。
ただなんであんなにベンのことだけ嫌ってるのかはわからなかった。
♪ みんなが僕をバカにすんだ ナメんな

ネズミが襲ってくるパニック映画。
…と耳にしていましたが、違いました。
気弱な青年の悲哀を鮮明に描いた物語でした。

主人公は自分に自信が持てない青年。
死んだ父親が興した会社に勤めていますが、経営を引き継いだ社長からイジメに晒されている…という状況。

そんな折に地下室で出逢った一匹のネズミ。
そこから彼の人生は大きく変わるのですが…その境遇に思うところがあれば、ググッと前のめりです。

しかも、主人公を演じたクリスピン・グローヴァーが圧巻の極み。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で気が弱い父親を演じていましたが、こういう役がピッタリですね。それでいて終盤の迫力は見事な限り。

また、実際の動物を使っているのに、その習性に違和感を抱かないのも素晴らしく。ネズミの仇敵であるネコも登場しますが、なかなか巧みに操っていました(尻尾を振るのは仕方ないですね)。

それに衛生的に微妙なネズミですが。
本作に限って言えば、そこまで汚く感じませんでした。とは言え、集団でウジャッと登場されると寒気がするんですけどね。この微妙なさじ加減も良かったと思います。

まあ、そんなわけで。
知名度の低さが信じられない傑作。
鮮やかな筆致でも後味はビターなので確実に大人向け。違いの分かる“アダルト”にオススメです。

最後に余談として。
本作はTSUTAYA発掘良品で名前を知って手を伸ばしたわけですが、途中までリメイクだということに気付きませんでした。

まあ、こういうミスって誰にもありますよね。
漫画の○巻を買ったと思ったら×巻だった!なんて日常茶飯事ですよね。ね。ね。

…だから、やたらと映像が綺麗なのも当然の話。ネズミが衛生的に見えたのも解像度が高いからなのでしょう。やはり、恐怖は“見えないところ”に潜むもの。オリジナルはもっと不気味なのかも…。

クリスピングローヴァーか本当にはまってた!

オリジナルバージョンもいつか観ます!
観たよ




オリジナル版より私はこちらを強く推します!!

少しバートンちっくなもろ90年代ゴシックな作風も凄く私好み😍😍

何よりクリスピン・グローヴァーやR・リー・アーメイとキャスティングが絶妙で、特にウィラードが持つ神経質な闇はオリジナル版のブルースよりクリスピンの方が俄然しっくりきます!!


何よりベンがいじらしいじゃないか…🐀🥺
ママがミイラぽかったぜ。
棺のシーン、自宅だったんかいってなったぜ。
ウィラードはよく遅刻するし、不気味だったけど同僚から嫌われてる感じはなかったぜ。
意外に一人で遅くまで残って仕事する社長、嫌いじゃないぜ。
合間に温い出会い系みたいなサイト見てたけど。
リメイクのこちらは最初からゴシックホラーの趣きでこちらもなかなか素晴らしい。そしてやっぱしクリスピン・グローバー。ヒロイン役のローラ・ハリング(マルホランドドライブの)も良い。CG抑えめでホンモノの鼠を大量にキャスティングしていて楽しい。途中マイケルのベンのテーマがかかり、エンディングは絶対クリスピン歌うよなと思っていたら案の定クリスピンが歌うベンのテーマでした。イエス!
いもこ

いもこの感想・評価

3.0
孤独な青年が自宅の地下室に住みついた鼠達と心を通わせていくアニマルホラー
エレベーターのシーンはCGかな
ほとんどの大量鼠にもCG使わずな鼠大活躍な、もふもふねずたんを愛でる映画
猫好きとしては同僚が無理やり押し付けてきた猫の末路が…
めぐみ

めぐみの感想・評価

2.9
まぁ、むかーしの、フィルムや蝋人形的なメイクは懐かしい。
内容もこの年代にしたら、面白いんじゃないかな。(´∇`)
ただ、間違いなく、怖くないし。
現代のアニマルホラーと比べてはいけない。
茶番に見えてしまうから。

本物のネズミをこんな大量に使って、キャストやスタッフは気持ち悪さなどなどで大変だったろうなと思ってしまった(꒪ȏ꒪)

主役はのび太君感…満載。
竹里

竹里の感想・評価

2.8
チャーリーズエンジェルの痩せ男やってたクリスピン・グローヴァーのことが好きな人は、ウィラードのクリスピン・グローヴァーも好きなんじゃないかな
消極的で人付き合いの苦手な青年が、ネズミとの交流を深めることにより、強権を振るう会社社長への報復行為に出る。1971年度「ウイラード」を「ファイナル・デスティネーション」の主要スタッフがリメイクした作品。題名のカナ表記が異なっており、オリジナルが「ウイラード」、リメイクが「ウィラード」となっている。

絵作りがゴシック調に変更されており、舞台がインターネットの時代に移行していること以外は、基本的にオリジナルと同じ。映像面では光と影の幻想ホラーという印象が強く、ドイツ表現主義やヒッチコック作品からの影響をうまく取り入れて、オリジナルとの差別化を図っている。

オリジナルでは冴えない兄ちゃんだった主人公が、本作では「残念なイケメン」に変身。そして、主人公が勤めている会社の社長は、サディスティックに恫喝する理不尽なオッサンになっている。演者であるリー・アーメイの狂人ぶりを見る分には楽しいが、従事している社員の社畜感が悪い意味で浮いてしまっている。

ネズミさんたちの熱演はオリジナルに引き続き、実に素晴らしいもの。クライマックスのリベンジ劇もまた異なった演出とカメラワークで魅せてくれる。全体的に「ゴシック」という言葉に支配されているため、ゴシック好きの人にオススメ。
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