遅れてきた死神の作品情報・感想・評価

『遅れてきた死神』に投稿された感想・評価

3.0

原題は「Espion, lève-toi」(スパイよ、立て)。邦題にある“死神”とはいったい誰のことを指しているのか?巧みなフックを掛けた良い邦題だと思った。

スイスのチューリッヒで活躍するフ…

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感情を徹底して排し、行動(暴力)と結果(死)しか写さない。分かりやすい黒幕など何処にもおらず、個々人の意思ではどうすることも出来ない「システム」としての世界が背後にはあって、スパイ達はただ与えられた…

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5.0

遅すぎると分かっていながら一応は必死の悪あがきを試みるバンチュラ。彼らが動き出したら終わり。そして当然のように呆気なく野垂れ死に、死んだことすら誰にも知られない。最初から無理なやつ。奥さんさらわれる…

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諜報活動の内容やドラマを一切排除して淡々と暗殺が続く。引退したリノバンチュラと妻のみが体温があり、フラ〜ッと現れるピコリの異様さ。全員がきっちり死んでいき、妻があっという間に誘拐されるところ、ケーブ…

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善人悪人、どちら側に付く、付かないの話ではなく、各々が「仕事」を全うしているだけ。必要がなくなれば殺すし、仕事の邪魔になると判断されれば殺される。死は記録でしかなく、つまり人間関係ではなく利害関係で…

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仁義なき戦いみたく、日にち、時間、場所のクレジット(元ネタは小川プロの一連のドキュメンタリーらしいが)が出て来て臨場感をアゲてくる。スパイものとしても見れるし、サスペンスでもある。

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