メルヴィルの男の美学がモノクロームに焼きついた重厚な漆黒フィルムノワール。丹念に時間をかけ男たちの破滅を描き、一人一人の死がまるでカウントダウンであるかのような緊張感、劇伴が極限まで削がれていること…
>>続きを読む【挑む男たち😎】
漆黒の画面から漂う粒子の荒いモノクロ映像のハードボイルド感が堪らない。リノ・ヴァンチュラ主演で贈るジャン=ピエール・メルヴィルによる『マルセイユの決着(おとしまえ)』。全編暗くド…
初公開時は、配給会社の手により30分ほどカットされていたが、2009年の東京フィルメックスで150分の完全版が上映された。クライマックスの、階段踊り場から、リノ・ヴァンチュラが拳銃を撃ちまくる名シー…
>>続きを読む刑務所から脱獄してまで自由を欲しがっていたはずなのに、裏切り者という汚名をそそぐため奮闘するリノ・ヴァンチュラの崇高な精神に痺れる。そしてメルヴィル監督特有の何が起こるかわからない張りつめた緊張感と…
>>続きを読むサムライの冒頭でメルヴィルの自由主義史観ばりの武士道解釈でフェイク文言を入れていたが、そんな事しなくても、本作こそが武士道といふは死ぬ事と見付けたり満載。語るに落ちる、いや、作るに落ちるか?最初から…
>>続きを読むそれにしてもリノ・ヴァンチュラはなにがしたかったんだろう。すでに終われている身で強盗が成功してまんまと逃げきれるとは端から思ってなさそうだし、そうなるとやはり死に場所を探しているようにしか見えなくて…
>>続きを読む翌年のドロン主演のメルヴィル監督の、
サムライからするとカナリ落ちる。
この時代でもモノクロームは、フィルムノワールのクラシカルを出す為か?
逆に古く感じてしまう。
あくまで主役のバンチェラは、義を…