空の瞳とカタツムリの作品情報・感想・評価・動画配信

「空の瞳とカタツムリ」に投稿された感想・評価

yoshihiko

yoshihikoの感想・評価

3.3
痛い。。。
痛い作品でした。

LGBTQ的な話かなと思ってたけど、、
そんな簡単ではなかったな。。

人には誰にもぽっかり空いた穴の部分があって、それを埋める何かを探し続ける、、、

そんなメッセージがあったようには思えるが、とにかく痛すぎて辛かった。
やん

やんの感想・評価

-
彼女たちの見えないものにも
思いを馳せたかったけどできなかった

重要な潔癖性のこと
十百子の美・汚の判断基準がとても重要なのにわかりにくい。あの友人の男、大学時代は触れたのかどうか、なんで手なのか、顔は?夢鹿以外はみな汚い?そこの曖昧さを掘り下げたら、彼女が猫を触るまでの流れが見えたのに

あなたは私の神
となるほどの夢鹿の強度がみえない

コトバは
相手に伝えるため
自分に言い聞かせるため
口からこぼれてしまう、、、など
イロイロあるのだと思う
言いながら私自身わからないこともある
でもわからないってことを
わかってもらう必要がある気もする

トモダチをつくる映画
たなか

たなかの感想・評価

2.5
観念的な台詞のオンパレードで見てるのがしんどかった。

撮影監督の石井勲が好きなのだが、今回は低予算映画然としたつまらない画が多かったように思う。監督の斎藤久志は現場でモニターを見ないらしいのでそういう意味では好きに撮れるんじゃないかと思うのだが…矢崎仁司監督の映画では素晴らしいカットの連発なんだけど、矢崎監督も現場では一切モニターを見ないらしい。やはり映画というものはどこまでいっても監督の物なんだろうか、などと思った。

公園のシーンで突風が吹く。インタビューを読むと偶然らしい。あの瞬間のためにあった映画なのかもしれない。

フィルメックスにて。


自分を擦り減らしながらしか、
恋愛できない男女4人
そろそろ青春と呼べる日々も終わる年齢
一歩大人にならないと


終始、胸が締め付けられました
脚本の方が女性で、何だかホッとした気分
ワンコ

ワンコの感想・評価

4.8
逃れることが出来ないもの
カタツムリは雌雄同体で、本来は、一個体で子孫を残す事が可能なのだが、どうしてなのか、相手を求めて交尾をする。それが自身の寿命を縮めてもだ。

何か自分に不足・欠如しているものを、補おうとしているのだろうか。

多くの男性と寝てしまう夢鹿と、潔癖症でヴァージンの十百子の関係は、不足したものを求め合う補完関係なのだろうか。

自分を傷つけ、十百子と愛し合っても回答など見つからない。
夢鹿の言う通り、貴也や男性と行為をしようとしても、十百子の身体も気持ちも、それを拒否する。
自分に無いものを求めあっても、それが補完されることなどなく、自分そのものが、より大きく感じられるようになるだけだ。

追いかけると逃げられる。
追うのを止めると追いかけられる。
いつも自分の側にあると思っていても、その手からこぼれ落ちることもある。
相手に良かれと思っても、相手を深く傷付けることもある。
常に矛盾が付きまとい、そして、いつも心はアンバランスのままなのだ。
そんな、揺らぎが感じられる作品だ。

夢鹿が貴也に言う。
母親と自分は同じ男性に逃げられたと。
それは、父親だと。
貴也の母親にはなれないと言った夢鹿が、実は、父親を追い求めていたのかもしれない。
ふと、海辺のカフカを思い出した。
性的マイノリティーというカテゴリーでもこぼれ落ちる苦悩やタブーはある。
結局、どんなに抗っても、自分自身から逃れるのは難しいのだ。

ジェンダレスな社会とは言うが、逆に、ジェンダレスが新たな枠組みとなって、窮屈になることだってあるはずだ。
カタツムリは雌雄同体だ。
ある意味、ジェンダレスだ。
しかし、人間はカタツムリではない。
ジェンダーからも、自分からも逃れることは容易ではないのだ。
ひ

ひの感想・評価

4.0
本作が持つ小さいパレットの中にある色の多さとその鮮やかさに酔いしれた。

独特な詩的なセリフや登場人物それぞれの行動全てが色鮮やかで、夢鹿と十百子の関係性は例え過去に似た経験がなくとも観るもの全てに共感を与えてくれる。
それほど主演二人の演技には妙な説得力があり、納得させられる。

劇中の2人は不器用ゆえに度々ノイズを起こしてしまう。お互いを想い、お互いに対して取る行動ですらズレに生じていく。どちらかの目線で一方的に語られることはなく他の登場人物を含め、それぞれの向かう先が観ていて待ち遠しかった。恋矢という言葉の持つ意味と本作が持つ意味が重なり合う時、脆く切ない小さな物語を前に深く陶酔することは間違いない。

本作は、小さな囁きや彼女たちの微かな変化も感じ取れる劇場での鑑賞をオススメしたい。
プル

プルの感想・評価

4.0
セクシャリティだったり、性的なあれそれというのは、そもそも人間に根付いているというよりも近しい人間によって形作られていくのかもしれないとふと感じた。だから、貴也含め関係は動くけれど、そこにあるのは男女というよりも、性というなにかがやりとりされているような、違和感がある。
あと、美しいなという感情と、言い知れないもやつきは表裏一体だと突きつけられた。


中神さんの舞台挨拶付鑑賞でした。
都内で観損ない、横浜で鑑賞でした。
その日、
遅い時間の上映だったので、
中神さんは横浜映画館のハシゴを企て、ムビチケまで購入し
大満足の一日、と仰っていました。
その後に舞台挨拶にいらしたようです。
根っからの表現者なんでしょうね。
スクリーンにも表れていました。
これから注目の役者さんですね!
ヾ(*´∀`*)ノ

その・・・
タイトルも素敵なんですが、
とにかくメインのこの二人、魅力的でしてね。
生き方が充実しているように見え、とても不安定な生きざま
今どきの人って、ホント、頭が柔らかく、
そして我々オッサンの時代に比べ、
生き方の選択肢が広く、選びやすいんだなと感じます。
それだけに逆に取り巻く環境は複雑化していて、
心の病にもかかりやすいし、人間関係は絡み合っている。
そんな生き様をこの二人が魅せまくっていますので
どうか出会った際は足を運んで堪能してほしいですね。。
そして
ラスト間近のかのんさんと円さんの公園シーン
なんとスクリーンに神風が映し出されます。
よく撮影できたな~~
狙って撮れるものでもないので、まさに神が降臨した瞬間でしょうね!
タダものではない本作、
どうかご覧ください。






2019.5.22   横浜シネマジャック&ベティ
斎藤久志監督作品。
男となら誰とでも寝る夢鹿(むじか)、極度の潔癖症で夢鹿にしか触れることができない十百子(ともこ)、二人の大学の頃からの共通の友人貴也、十百子がバイトするピンク映画館に出入りする青年鏡一、4人の男女の愛を描いた物語。
主演女優二人が裸になったりセックスするシーンが多く、どうしてもそっちばかりが印象に残ってしまいますが、非常に映像とその空気感が素敵な映画だったなあと思いました。この手の映画特有のワンシーンが無駄に長いのはちょっと気になってしまいましたが。絶賛とまではいかずとも、なかなかいい作品だなあと思いました。
余談ですが、いわゆる映画の顔となる宣材写真?の二人が、作品内と髪型やメイクが違うので、え?誰これ?となってしまったのですが、何でこの写真にしたんだろ?
19/06/12 元町映画館にて

恋矢(れんし)..

求愛の一環として 恋矢を相手に突き刺す。恋矢で刺された個体は 寿命が短くなることが明らかになっている。
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