美少女プロレス 失神10秒前の作品情報・感想・評価

美少女プロレス 失神10秒前1984年製作の映画)

製作国:

上映時間:71分

3.9

「美少女プロレス 失神10秒前」に投稿された感想・評価

『セーラー服百合族』の山本奈津子、小田かおるの組み合わせが最高に嬉しいし、先輩による最高なしごきシーンが幾つもある。『カリフォルニア・ドールズ』と2本立てでどうぞ。商店街の乱闘シーンはビーバップの原型だ。
ask

askの感想・評価

4.0
ブチ上がった。岡ひろみが大学でプロレスサークルに入ったと勝手に妄想しながら観ると更に笑えます。
山本奈津子主演のスポ根ポルノ。「ビーパップハイスクール」の原型を見ることができる。
にっかつロマンポルノのブログが書いていなかったのかと反省しつつ、東映チャンネルで放送していると玉袋筋太郎のツィッターで知り鑑賞。山本奈津子と小田かおるの百合族コンビが主演かと思いきや山本奈津子主演映画。百合族的な雰囲気はあるものの内容は、スポ根ポルノ。女優陣も真面目にプロレスやっているのが凄い。スピード感があり後の「ビーパップハイスクール」に繋がっていく。渡辺良子、志水季利子、美野真琴、井上麻衣と当時主演だった女優も脇役でどんどん出てくるのでポルノ大作感がある。音楽は、スペクトラムで当時の84年当時バブル前夜が感じられる作品ですね。
大学の女子プロレス愛好会に入った少女(山本奈津子)が、敵対する大学のライバルレスラーを打倒すべく、過酷な特訓を開始する。当時、国民的人気を誇っていたプロレスを題材にしたロマンポルノ。

処女喪失(という人生経験)により秘められた力が開放されるという、少年ジャンプのマンガ的な要素を利用して、様々なエロ・シチュエーションを構成している。スポ根劇と恋愛劇の両方からエロスを押し出していく、コミカルな作劇が面白い。ちなみに本作のプロレスは真剣勝負として描写されており、現在の学生プロレスを先取りしているような内容にはなっていない。

小規模のプロレス会場を再現しておきながら、女優が体を張ってプロレスムーブをやっているところに痛く感心させられる。フェイスVS.ヒールの、プロレスならではの試合作りを、きちんと踏まえているのが本当に素晴らしく、これがポルノ映画だということを瞬時に忘れてしまうほどのインパクトがある。

クライマックスの特訓シーンで、スペクトラムの「サンライズ」(この後のハンセンの入場テーマ)が流れるのには、否が応でも気分がアガりまくり。若手女優の瑞々しい肢体をたくさん拝むことができるので、とにかく目の保養になるのも嬉しい。
指をピストルに見立ててバーンと声を出すなんてマネは、当時でもやんねーだろと思うほど馬鹿馬鹿しいのだけど、この映画は面白い。
馬鹿馬鹿しい描写が多くて笑えるシーンばかりだけど、青春ドラマと熱い描写もあって見てて面白い映画。
他にビーバップハイスクールを撮ってる監督とは知らなかった。
この映画を観ると、この監督にデビルマンの仕事を振った奴はバカだろと思ってる。
okke

okkeの感想・評価

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2014年8月 新橋ロマン劇場にて 併映『人妻セカンドバージン 私を襲って下さい』
「観たいけど観れない映画シリーズ」にずっとノミネートしていた一本。新橋ロマン劇場最後のラインナップに入っていたので早速行ってきた。こんな貴重な小品をスクリーンで観られるとは私も運が良い。
山本奈津子は『濡れて打つ』で知った女優で,独特の魅力を持った女優。ルックスは主演を張れる最低ラインをなんとか通るレベルだし,科白回しもまずいのだが,不思議な魅力のあるひと。『濡れて打つ』といい本作といい,物語が進むにつれて「この人じゃなきゃダメ!」という気にさせられる。「ゲコ,ゲコゲコ」のシーンなどはあまりのいじらしさに泣けてきてしまう。
那須監督の演出は軽快だが起伏に乏しいところがあり,序盤はストレートなナンセンスギャグの応酬に笑わされたが,その後は少々中弛みを感じる。コメディとしての出来は金子修介監督の諸作品に及ばないものがある。だが,この作品の真価は主人公が運命の逆境を乗り越え,心機一転の佳境を迎えてからだ。ここから物語はガラッと雰囲気を変える。馬鹿馬鹿しいスラップスティック・コメディから本物のスポ根ドラマへと鮮やかにシフト・チェンジするのである。
ここからが見ものなのだ。『濡れて打つ』はスポ根そのものを揶揄した筋金入りのコメディ,それもどこか皮肉で嫌味なコメディだったが,本作は正真正銘,本物のスポ根ドラマ。敗北と失恋を知った少女がライバルとの真剣勝負のためにリングに上がる。ポスターからは余程想定不可能な真剣勝負がここにはある。過去のプロレスの記録映像より,私はこの映画で初めてプロレスに熱狂した。少女たちの流す汗の爽やかさに心から感動した。嫌味がないのだよね。皆,監督以下役者まで楽しんでプロレスをやっている,映画を撮っている,そういう熱意が感じられる作品だった。この映画を映画館で観ることができて本当に良かった。
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.0
カラミシーンがないといけないことが足を引っ張ってる感じ
アイドル研のえげつなさには引いたわ〜
本当に素晴らしい映画なのでFilmarksさんに登録してもらった。

高校時代の因縁の同級生メグとシノブがそれぞれ別の大学のプロレス部に入りリングの上でぶつかり合う。

激烈チャーミングな主演・山本奈津子による大傑作『宇能鴻一郎の濡れて打つ』と同じく、一般的な青春アイドル・スポ根ものしての王道な道筋をしっかりと通りながらも、お色気に届かない馬鹿馬鹿しいすけべさと、ちょっとずつみんなどこかおかしいキャラクター設定、天井から吊り下げられたロープに掴まり「みーん みーんみん」と蝉になりきる等絶対に意味ない訓練シーンなんかの猛烈にくだらないギャグによる、ゆるゆるながらも抜群のテンポで小気味良く脇道にそれながらも最後は『カリフォルニア・ドールズ』級に熱い魂のぶつかり合いのガチンコプロレスでしっかりと激アツにスポ根のリングに戻ってきてオチをつける。


きっと誰でも頭空っぽで楽しめる、無駄だらけな健康的エネルギー溢れる最高に愛すべき映画。