コロナ禍の中、緊急事態宣言は延長され、東京オリンピックは、外国人観客受け入れ無しで、シナリオが動いている。人命の尊さと医療従事者を守るという大義名分の元に、判断されているようだ。
こんな時に、本映画…
黒部の雄大な自然。その美しさに内在する猛威。
季節の移ろいと主人公達が織り成すドラマの不思議な調和。意外にも春は厳しく、秋は優しい。
迫真の演技とリアルなセット、雰囲気を盛り立てる音楽。「黒四」がい…
来月長野に黒部ダムを見にいくので鑑賞。大迫力で満喫した。
ちょっとしたパニック映画の様相を呈する。
三船敏郎や石原裕次郎を筆頭に、数多くの役者さんが「そのキャスティング最高」な場所に配置され、人…
ゼネコンものは胸がざわつく。焦燥感で苦しくなる。
俺もこうであった可能性を感じてしまう。ちゃんと折り合いをつけていかなあかん。ゆっくりとでええから。
そうでない今の俺、これからの俺を、そうであった俺…
両方向から掘り進めたトンネルが貫通するクライマックス。栄誉を担う最後の一打は苦労した作業者全員でやるのかと思っていたが、結局最後は石原裕次郎が一人で貫通させた。でも考えてみれば、「五社協定」という高…
>>続きを読む日本的労働エートス
1968年 熊井啓監督作品
黒部川第4発電所。1956年7月に大町ルートが着工、同年8月に新設工事に着手、1963年6月5日、7年の歳月と513億円の工費、延べ1千万人の労…
「北アルプスにトンネルを掘る」このフレーズのヤバさにピンと来る人は作品を楽しめると思う。
もしくは、三船敏郎好き、石原裕次郎好き、登山する、立山いったことある、黒部ダム行ったことある、お仕事映画好…
©三船プロダクション/石原音楽出版社