悪魔の人質の作品情報・感想・評価

悪魔の人質1983年製作の映画)

製作国:

上映時間:89分

3.8

「悪魔の人質」に投稿された感想・評価

山荘に踏み込んだ男女三人組の銀行強奪犯が、居間で睡眠薬を飲んでいた女性(沢田和美)を人質に取って籠城しようとする。完全犯罪に失敗した強盗犯が、「崖っぷちに追い込まれたら本能的にヤリたくなる」の心理に惑わされる様を描いているロマンポルノ。笹沢佐保の小説が原作。

自殺未遂を図っていた主人公の境遇が、早々と鑑賞者に開示されるため、ミステリー要素は希薄。信頼を置いていた恋人に裏切られ、愛のないセックスへの葛藤を抱えている女性が、犯罪者と接触するという物語。

ボス格の男(重田尚彦)が主人公に引き寄せられたのを契機にして、立て籠る四人組が男女ペアに別れてしまう。とりわけトラブルメーカーの青年が事実上の悪役のような立ち位置であり、こいつのキチ◯イぶりに振り回される展開が大半を占めている。

キ◯ガイ青年は、淫靡な顔を隠しながら清純を装っている、打算的な女性に対して恨み節を抱えている。「女とヤリたい」という本能だけで生きている、色情狂として描かれているのが面白い。だがしかし、「こんなやつを銀行強盗に引き連れていくなよ!」というツッコミも止まらなくなる。