白く濡れた夏の作品情報・感想・評価

白く濡れた夏1979年製作の映画)

製作国:

上映時間:97分

3.5

「白く濡れた夏」に投稿された感想・評価

imapon

imaponの感想・評価

3.6
祖母似の馬生の娘は若いのに明かにロマボ女優顔でエロい。
志ん生のかみさんもこんなにエロかったんだろうか。
金原亭馬生の最高傑作。
このまま続けていればロマポ一番の名女優だったろうに。

物語は冗長、切れ場を逃した感。
店員に勧められたジム・ホールのレコードが気に入った池波志乃。嬉しい。男にバイクで体当たりする池波志乃。嬉しい。
人身事故の呵責を背負っている女性(池波志乃)が、同乗していた不倫相手の人気カメラマン(長谷川明男)を庇護しながら、責め苦を耐え忍んでいく。愛欲に忠実なために破滅的な人生を歩むことになった女性の生き様を綴っているロマンポルノ。

海辺の別荘にやって来た主人公と町の若者たちの交流劇が主軸。主人公が置かれている境遇を、少しずつ開示していく映画的手法が面白い。交通事故の同乗者の存在がバレるかどうかのサスペンスも、最初のうちはワクワクさせられる。

後半になると、町で出会ったバイク乗りの青年(南条弘二)と少女(石井雪江)を絡ませての愛憎劇が展開される。前半部の居心地の悪さを楽しんでいた側からすると、その様変わりに戸惑いを禁じ得ないが、やっていることはロマンポルノの定番に則している。

主人公とカメラマンが倦怠期に陥ってからの物語のため、主人公が一途になっている理由が、いまいち掴めない。かつて二人に絶頂期があったことを強めに示唆したほうが、ラストがさらに盛り上がったのではないかと思われる。
ザ・日活ロマンポルノ。妖艶さってのも作品の作り1つでこうも出るもんだなと思う。エロスも文化なので、やっつけでちゃちなストーリーをつけただけのアダルトビデオは大分見習ってほしい。