カサヴェテスのようでも、ロッセリーニのようでもある。少女はいきなり「限界状況」に直面する。なぜなら彼女は誰よりも凝視し、誰よりも多くを感受するからだ。その青い目に映る、この世界の堪え難さ。
イタリア…
アリーチェロルヴァケル監督の長編デビュー作。信仰が根付いたコミュニティで暮らす少女の物語。
特に後半、ある事をきっかけにこれまでの違和感が怒りに変わり、歩いていた先で会った神父と一緒に磔像を取りに行…
13歳の主人公が堅信式(cresima)を受けるために教義の勉強に教会に通う期間に体験する出来事や心情が丁寧に描かれていた。
レッジョ・カラブリアの小さな教会はかなり退廃的な状態。教会にはキリスト像…
[生きていることこそ美しい] 80点
カンヌ国際映画祭の監督週間で上映されて激賞された、アリーチェ・ロルヴァケルの長編デビュー作品。イタリア中部のレッジョ・カラブリアを舞台に、形骸化したキリスト教…