あのアーミン毛皮の貴婦人の作品情報・感想・評価

「あのアーミン毛皮の貴婦人」に投稿された感想・評価

2017年5月14日、シネマヴェーラ渋谷にて鑑賞。(ルビッチ2本立て)
この映画撮影開始8日目にルビッチ監督が亡くなってしまったので、オットー・プレミンジャーが引き継いだ映画だが、クレジットはルビッチのみ。

普通のセリフあり、ミュージカル風場面ありのカラー作品。
絵画の中の「アーミン毛皮の貴婦人」が出たり入ったりするのが楽しい。

「出会う前から好きでした」なんていうお洒落なセリフもあり。

テーブル上でのダンスも楽しいルビッチ映画。
マノエル・ド・オリヴェイラの遺作『アンジェリカの微笑み』は、本作に影響を受けたのだろうか?
ほし

ほしの感想・評価

2.5
中盤以降のプレミンジャー演出にあまり乗れず。
「ルビッチ・タッチ!II」@シネマヴェーラ渋谷
hamada

hamadaの感想・評価

2.9
んー…あんまり。窓とか扉も、別に。犬とか、遅いし。

ルビッチは最初の8日間だけ監督したが、セックス後のシャワーを浴びている最中に心臓発作で死亡。残りはオットー・プレミンジャーが引き継いだとか。そりゃ、しょうがない…。
P後輩

P後輩の感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

エッチの後、汗を流すため浴室に入ったところ心臓発作で亡くなったルビッチの遺作。持病の心臓疾患があったのにどんだけ激しいことしたんだよ、とゴシップ的なことも思わなくないが、とにかく「遺作」である。

ところが、作品の製作中だったもんだから終盤はプレミンジャーが指揮をとったらしい。どこらへんからプレミンジャーなのかは観ていてわからない。気付かないほど作品のトーンが一定している。ただラストシーンはプレミンジャーがルビッチの気を使ったのかちょっと蛇足っぽくみえるが、脚本上元からそうなっていたかもしれない。
しかしルビッチ・ファンにはイマイチ不評のようで、「らしくない」がその理由みたいだ。その「らしくない」っていうのは正直わからない。
「時代劇」で「舞台が19世紀イタリア」で「役者が大根」だからか?「テクニカラー」のルックがダメなのか(DVDはあんまよくない)?

だからどーした!面白いじゃないか!
アルフレッド・ニューマンのミュージカル・スコアは素晴らしいし、ベティ・グレイブルとダグラス・フェアバンクス・ジュニアの夢の中とも思えるダンスシーンなんかなぜか泣いてしまったよ。これが「らしく」なくてもプレミンジャーが演出していても、映画的には文句なく面白い。あまりのロマンティックさに泣いたのははじめてだ。

「テーブルの上で踊ったことはあるかい?」
「いえ、ありません」
「そうか、それは人生の楽しみを逃しているよ」

関係ないことだが、わたしはバルのカウンターで踊ったことがある。もちろん、ただ酔っぱらってではあるが。