イノセンスのネタバレレビュー・内容・結末

イノセンス2004年製作の映画)

INNOCENCE

製作国:

上映時間:99分

ジャンル:

3.8

「イノセンス」に投稿されたネタバレ・内容・結末

攻殻機動隊の見た中だと理解しやすいから一番好き。

この年代につくらるサイバーパンク的なCGもろタイプなんだよね。最近のCGじゃなくて、ちょっと昔のやつ。少しアニメっぽいような、現実味のないCG。

ストーリーも良かったけど何より、世界観が良かったなぁ。ありがちだけど汚い香港とかアジア系の街とサイバーパンクとの世界観がよい。あと、建築物もかっこよかったなぁ。

少佐が出てくるとは思ってなかったから、なんだかありきたりだけれどオタク心がくすぐられました。
劇場版一作目と同様、4、5年ぶりの鑑賞。一作目は何度も観たけど、こちらは多分2回くらいしか観ていなかったはず。

細かいストーリーは忘れていたけど、久しぶりに観た率直な感想としては、「攻殻シリーズの中ではあまり好きではない」…かな。

哲学や社会問題を織り込んだ硬派なストーリーと娯楽性の絶妙なバランスが「攻殻」の特徴だけど、本作は哲学に偏重し過ぎた感があり、肝心のストーリーが平板に感じられた。作中に引用される金言も「ウィットに富んだ台詞回し」の域を超えて衒学趣味的になっているのが残念。

CGを前面に押し出した絵作りに関しても、上手くハマっている部分がある反面、2次元の絵から浮いてしまっていたり、動きが不自然だったり、安っぽく感じられる部分があったりと、マイナス面の方が目立っていたのが惜しい。処理上の問題かスローになる演出が多く、テンポも悪く感じられた。

あとは、なんだかんだ言って素子が「あの姿の素子」として出てこないのが寂しい。世界観的にはどんな姿であろうと「素子は素子」だし、あえて不恰好なガイノイドの姿で登場させたのも本作なりのこだわりだと思うけど、やっぱり普通にかっこいい少佐を観たかった…。

…という不満はあるものの、決して面白くなかったわけではない。特に、キムの館での不安をかき立てる展開や演出は後味が悪く、いかにも「攻殻」といった感じで良かった。素子が9課を去った後のストーリーということで、「Solid State Society」のパラレルワールドとしても楽しめた。
押井守の常軌を逸した知識量に脱帽!
今にして思うと、かつてこの作品を小学生の僕が観たのは鈴木敏夫プロデューサー懸命の宣伝努力の結果だったのだろうか。アニメ映画ならなんでも観ていたのだが、劇場に足を運んだ多くの人と同じようにポカンと口を開けていた。ただ、退廃的な近未来世界観と不気味な人形のビジュアルイメージは幼い僕の脳裏に焼きついていた。大々的な宣伝と押井守の作家性が炸裂している本編が噛み合っていなかったのかもしれないが、10年以上経った今だからこそ楽しめる作品だった。

少佐の失踪後、くたびれたバトーを主人公に刑事モノとしてストーリーが展開していく。バトーはハードボイルドで力強く、想い人の素子に対しては紳士な面もあって、寂しげな雰囲気もある魅力的な主人公だった。
自意識を持たないもの(人形、犬、子ども)こそがイノセントで素晴らしいとの結論だが、人が子を欲したりペットを飼ったり人を模して人形を作ったりする理由は寂しさを埋めることだけではなく、その純粋さを愛でたいからということだろうか。犬や人形と子どもをある意味同列に捉えるのはちょっとビックリだが、押井守は子どもがいるそうだ。子どもの成長につれて形成されていく自意識を、純粋さが失われていくように感じたのかな。僕も子どもを持てばわかるかもしれない。
バトーと素子の関係に悶々とした。素子は人を超えた上位存在になってしまったので個としては側にいてくれない。でもネットに接続すればいつでも側にいるよと言ってくれる…ウ~ン切ない。「お前は今幸福か?」という問いも、「幸福なんて懐かしい概念だわ」とバッサリ。「お前は今幸福か?(お前が幸せでさえあるならそれでいいさ)」ってことでしょ!泣けるよバトーさん。

"備考欄に感想を書くタイプ"の技術屋のおばさんのシーン、榊原良子の声が耳障り良くて気持ちよかった…。このシーンは必見!
とにかく映像の美しさと音楽が素敵!!
ストーリーは引用が多いために少し難解に思えるが、、
真相を知ったバトーは、人間より人形の方が可哀想に思えたようだ。
人間は不完全であるがゆえに何かを求めたがる。
或る者は「犬」
或る者は「人形」
或る者は「子供」

SFのようで実は現実に近い話なのかもしれない
バトー好きです、せつない
個人的にわんこにご飯あげる時の
耳が汚れないようにしてあげる動作が好きだ

オリジナルなのかすら判断出来ない上に
簡単に複製されてしまうなら
「オリジナル」に意味などあるのかな
人形遊びをしてるのは、今も?

真っ暗な部屋で観たい作品
ヘッドフォンで観るとなお良し、
頭の中での会話がより一層雰囲気を出す
ここ最近攻殻機動隊シリーズを一気観していて、いやいや押井版は最高って言われてるけど神山版のほうが面白くない〜〜??って思ってたんですよ。
「イノセンス」ってわかりやすい物語ではないじゃないですか。だから観ている間もそう思っていたのよね。
言葉も引用ばっかりで決定的なことは言わないし。

けれど皆さんご存知ラスト15分ですよ。

映画を観て、脳みそに電気ショック流されたとか、トンカチで頭ぶん殴られただとか、そういう感覚を味わったのは久しぶりだった。


こ・・・これが攻殻機動隊か〜〜!!!


と。

いやマジで。


ここらへん詳しくないので間違いがあったら大変申し訳ないのですが、押井版は草薙素子がネットの海にとけるルートで、神山版はとけないルート、らしい。

「イノセンス」は、草薙素子がネットの海にとけている話。

義体化・電脳化を選択した人間とロボットを分かつものは?
何をもってして人間、ロボットと決定するのか?
それがゴーストによって決定されるとして、何故人間が有していてロボットは有していないのか?
ほんとうにそう断言できるか?
とか、攻殻機動隊には様々問題がある訳ですが。

その中で、押井版草薙素子は、もはや形を有するということを捨てたのよね。
全身義体という人の形ですらなく、もはや、物体として存在することを捨てた。
ネットの海にとけたのよ。

人外の動きで殺戮を行うロボット、銃ぶっ放されてめちゃくちゃに砕けて壊れているロボット、それらと何ら視覚上変化のないロボットが、突然草薙素子として動き始めるんですよね。

それに感動して泣いてる自分がいる。

いやいや待て待て。と。
だって見た目全く素子じゃないし。何でこんなことに感動するんだよ。と。

ここでハッ・・・!!!とした。


そうだ草薙素子はネットの海にとけて、あの草薙素子の義体として、物体として存在することを捨てたのだ。
だから見た目がどんなものであっても、これは草薙素子で、これこそが草薙素子なのだ、と。

だって冷静に考えてみて。
ギターの形をしたものを見せられて、「これがギターです!」って言われたら、「ウンウンそうだねギターだね」って納得するじゃない。

けど、「イノセンス」って、炊飯器ドーン!って出されて「はいこれがギターです!」って言われて、「ハァ〜〜ほんとだギターだあ〜〜!!!」って感動する映画なんですよ。

そんなのおかしいじゃん。


けどこれが押井守の攻殻機動隊なんだよ!!!(だって、草薙素子はネットの海にとけたんだから!!!)


観ながらこれに気がついたとき、もう混乱しすぎて1時間ぐらい頭抱えてたもん。


わたしたちもあれを草薙素子として見なしているけど、作中でも、バトーがきちんと草薙素子として扱っていること、それがまた二重で泣けるんだよね。
バトーは素子がネットの海にとけたことをきちんと理解した上で、それで「今は何て呼んだらいい?」と確認してしたり、軽口たたいたり、上着を肩からかけてやったりだとかしてさ。

あれがきちんと草薙素子なんだよ。
特有の義体を有していなかったとしても。


これも個人的な推論なので根拠は皆無なのですが、こういう作品て、どうしても視覚情報に頼っているところがあるな、と思っていて。
ことにアニメーション。現実にはあり得ない髪の色、特徴的な目の形、身長。そしてたいてい、それらは性格と合致している、ように思う。

攻殻機動隊、というか神山版の攻殻機動隊もまさしくそれでさ。
劇場版sac、普段の素子、こど素子、男素子、だとかいろんな義体、見た目を有しているけれど、髪の毛の色でああ素子だなって理解するじゃない。
(もちろん、神山版はネットの海にとけないルートで、草薙素子は形を有している訳なので、ここで引き合いに出すのは誤解が生じそうだが)

その視覚情報によってそのキャラクタを判断する、理解する、ないしはさせる、というのが、ことにアニメーションでは使われているのかな、というふうに思っていて。

だって楽だし。わかりやすいし。伝わるじゃん。


けど押井守はそれをぶん殴るんだよね。

アニメーションという形式を持ってしてアンチアニメーションをやっている。

というかまあそれが押井守の攻殻機動隊だから、かくあるべきなんだよ。


ハァ〜〜わけわからんこんなんむちゃくちゃだよ。

全部攻殻機動隊を観た上で、いちばん最後に「イノセンス」を観れて良かった。マジで。

結論、押井版の攻殻機動隊は最高。
死んだ。
攻殻機動隊。

前作Ghost in the Shellに比べると、
ストーリーの全容や細かな要点に追いつけずに終結している感じが否めない。

古文の引用が多すぎるせいか、
その辺りの知識に達者でないと、
個々のセリフの意味するところがなかなか掴めず、
ストーリーに入り込めない。

同時に、やはりこのシリーズに草薙素子が不在というのはどうやら物足りなさを感じる始末…

ただアニメシリーズ、初回の劇場版と比べ、
CGクオリティが格段に上がり、映像の時点でや鮮明度合いがレベル違いで格段に向上した事を捉えれば、
それだけでも見応えのある作品だったかも。

いずれにしても結論、
攻殻機動隊はやっぱり好きです。
前作を観ていなかったので
めちゃくちゃに難しかった笑
でも、映像はとても綺麗です。

失踪した素子がバトーの前に現れたときは嬉しかった!
そして、また消えちゃったのは悲しかった。
WOWOWにて。
久しぶりに頭の体操になりました。
バトーが主役で、少佐とのバディとはまた違った男同士のハードボイルドな感じが良かった。
2人が全く違う立ち位置だけど、それでも反目するわけでもなく距離感が心地よい。その2人の描写や、動物や子どもといったキーワードがまた考えさせられる。

見終わったあとも楽しめる。やっぱりすき。
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