
『英国式庭園殺人事件』(1982)や『コックと泥棒、その妻と愛人』(1989)などで知られるイギリスの鬼才ピーター・グリーナウェイが、1980年に発表した長編初監督作。グリーナウェイによる造語「未知の暴力的事象(VUE)」の目撃者たち92組の人物の情報が詰め込まれた194分の奇想天外なフェイク・ドキュメンタリー。16番目のファラリ兄弟を演じているのは『ストーリー・オブ・クロコダイル』(1986)の監督でもあるクエイ兄弟。1980年の英国映画協会主催ロンドン映画祭でプレミア上映されサザーランド杯を受賞した。音楽はその後もグリーナウェイと数多くの作品でコラボレーションすることになるマイケル・ナイマン。追加音楽にブライアン・イーノも名を連ねている。 世界中で「未知の暴力的事象(VUE)」と呼ばれる謎の事件が発生し、多くの人々が死亡し、多くの生存者が共通の症状に苦しんでいた。その症状は鳥のような形態に突然変異する謎の病気、水に関する夢、鳥や飛行への執着などである。そして、生存者の多くは新しい言語を授かり、老化が止まり不老不死になった。映画はVUE調査委員会が作成した被害者1900万人のリストからピックアップされた“FALL”で始まる氏名を持ち、92言語を使用する92組の詳細な情報をアルファベット順に紹介していく…。
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