病める若き試み。いち映画ではなく世界の完成、あるいは未完の絶望。流布・伝播のメタファーにしては断片的すぎる、その歪さ。劇中劇、本編、そしてスクリーンの外側含めてそうですよと示さんとする「EPIDEM…
>>続きを読む幻想譚っちゅーかなんか編集バグってる胡散臭いメイキング映像を観てるようだったけどそれでも現実感と創作世界を曖昧にしているのはモノクロ映像と流れるタイミングがよくわからない変なBGM、そして双方シンク…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
ラース・フォン・トリアー初期の実験的作品。モノクロ映像なのに常に左上に表示されている赤文字の"EPIDEMIC"、現実(荒い映像)に劇中劇(鮮明な映像)が侵食していくかのような構成、全編に散りばめら…
>>続きを読む画面上にタイトルロゴがずっと出ていて、それが最初はうっとうしくて、ブラウン管でゲーム起動したときの「早く消えろやビデオ2!」に似た気持ちがあったのだけど、ずっと表示されているものだから、逆に映像の暗…
>>続きを読む伝染病という名の狂気
ラース・フォン・トリアー監督による「ヨーロッパ三部作」の2作目。なんと監督や共同脚本のニルス・ヴァセル、さらにはウド・キアまで本人登場する本作。現実と虚構、それぞれのエピ…
2024_28
見えない恐怖を見せない恐怖
きっとあなたも感染している
エピデミック(感染症)を元にした映画の脚本を書く2人。同時進行で現実世界にもエピデミックが発生というややこしい構造のや…