猟奇!惨殺魔/ザ・ミューティレーターの作品情報・感想・評価

「猟奇!惨殺魔/ザ・ミューティレーター」に投稿された感想・評価

秋休みを別荘で楽しむ男女6人に、ちょっと頭がおかしくなったおじさんが襲いかかる。
80年代の埋もれたスプラッター映画にありがちなノッソリとした展開だが、脳裏に焼きつく残虐シーンも盛り込んでおり(特に後半)、侮れない。1番かわいい女の子が1番エゲツない殺され方だ。
原題が、FALL BREAK(秋休み)なんだけど、90年代スラッシャー映画の「ラストサマー」の邦題はこの原題を意識したのだろうか。
そんなバカ息子は殺っちまうにかぎるぜぇぇぇ〜〜!!


今日はパパの誕生日。
優しいママはバースデーケーキを作ってます。
パパが喜ぶことって何だろう?
そうだ、猟銃の手入れをしておいてあげよう!きっとパパ喜ぶぞ!
フキフキ、キュッキュッ、細かいところまでピッカピカ!

ドゴーーーンッ!!!
あ!しまった!引き金引いちゃった!
ドバッッ!!!
あ!ママに当たっちゃった!
ママが死んじゃった!!

・・・というわけで、そこへ猟から帰ってきたパパはびっくり仰天!
「何やらかしてくれてるんじゃ〜っ?!」
と、バカ息子をぶっ飛ばし、ママの死体としんみりする パパ・・・なんだか可哀想!
弾丸装填したまんまのアンタもアンタじゃねえかとも思いますが、それはスルーしてパパさんは悩みまくります。
バカ息子を絞め殺す妄想にふけったりしているうちに数年が過ぎ、バカ息子も一山いくらの大学生となっておりました。

折しもこれから秋休み、仲間たちと何も予定がないと困っていたところへ、パパから「冬の前に別荘の片付けをしとけ」との連絡がはいります。
こりゃちょうど良いとばかりに皆んなで別荘へ行くことに。
しかし、そこではバカ息子に最愛のひとを奪われたパパが手ぐすね引いて待ち構えていたのでした!
なんとか我慢しようと努力はしたものの、ママを殺してしまったことを悔いる様子もなく(←本当に無い)、あまつさえ自分は彼女をつくってイチャイチャしているバカ息子を見たパパさんはキチガイオヤジへとメガ進化!
戦斧や鉤竿、芝刈り機などを殺戮武器に、ボンクラ仲間たちもついでに皆殺しだぜぇぇぇ〜〜っ!!
と、いきり勃つのでありました!

というわけで、いきなり緩〜いカントリー調のテーマ曲で始まる虐殺オヤジの泣かせる復讐劇!
しかも相手は自分の息子ときたもんです!
いつものスラッシャーホラーのセオリー通りに、ひとりひとり若者が殺されてゆくのをひたすら見せられますよ。

しかし、せっかく殺され方にバリエーションがあって、しかもしっかりとネチっこく見せてくれる割に盛り上がらないのはどうしたことか。
それは、まったくスリリングじゃないモッサリした演出と、一番痛いのは殺され演技がド下手なせい。普段の演技も下手だけども肝心の殺される場面も上手くないので、ただ死体が増えてゆくだけでしかないのです。
しかも尺の割にはボディカウントもさほど多くはないから前半は退屈で、観ているこちらがもう死にそう。

まぁ、バディ・クーパーなる誰も知らない監督(監督の前説入りで観ましたが、人の良さげなオッサンでした)の自主映画みたいなものなので仕方ないところもあるのでしょうが、すべてが10年履いたパンツのゴムなみにユルユルなんですよね、この映画。
プールの場面、長過ぎない?
あの水中隠れんぼ必要?
謎ルールの真っ暗隠れんぼも要る?
ってか、隠れんぼばっかりやってるよ、これ(苦笑)
とにかく冗長で、バカ息子たちがキャッキャやってるところと、隠れ潜んでいるキチガイオヤジがフーフー言っているのを交互に見せてくだけ。

それでも、殺人が本格的になってきてからは盛り返してきますが、やっぱり淡白な演技のせいで台無しなのでした。
内臓デロ〜ンや首チョンパ、巨大なフックで股間から腹を突き破るなど、やっていることはスーパーゴアなので本当に勿体ないことこの上ない。

こういった映画に付き物のセックスシーンはありそうで無いのに、何故か「ファイナルガールは処女」という古のスラッシャーホラールールは健在で、そんなファイナルガールとバカ息子が必死こいて逃げようとするクライマックスからは、映画に勢いがついて俄然面白くなります。
何が何でも逃げようとする2人と、何が何でもブチ殺そうとするオヤジの攻防戦が、相変わらずモッサリとはしているものの狂気が感じられて良い感じですよ。
特に、真っ二つにされたオヤジがそれでも刃物をふりまわす姿は狂いっぷりが尋常じゃなくて素晴らしかった!
ギャーギャーわめきながら反撃するファイナルガールも、彼女だけは演技がマトモでした。

バカ息子は最後までバカ息子っぽかったので、「おまえはおとなしく殺されとけ!!」と、いつの間にかオヤジのほうを応援している自分がいましたよ!
バカ息子、普通に良いヤツでもあるんですが、なんか好きになれないキャラだったんですよね〜。
顔もやたら濃いし。

それにしても、なんで最初から殺人鬼の正体を隠さなかったんでしょうね?
こういう体裁のスラッシャーホラーって、殺人鬼が誰なのか分からないのもウリにするものなんですけれど、本作はバレバレで隠そうとしていません。
これ、うまく隠しながらいければ、最後の「父さんなのか!」が最大限に活きたと思うのですがね。個人的にミステリー風味も好きなので、そこが一番の残念ポイントでありました。

なんというか、80年代に埋もれたままでも別に良かったんじゃないかと思う一作ではありますが、妙な味があるのもまた事実。
田舎のスラッシャーホラーなら、どんなんでもどんと来いや!という奇特な方なら楽しめると思います。
ブルーレイ購入している時点で、これ書いてる本人も充分に奇特ですけれどね〜(←自虐的?)


セル・ブルーレイにて
先生

先生の感想・評価

-
ズーイーデジャネル似の娘が股間をフックで抉られるシーンが強烈🤔
星0.0

今まで観た中で史上最悪級のクソ映画だと言える。
死霊の盆踊りの方がまだマシだ。

監督が未熟すぎて、演出面や音楽面がどれも酷い。。。
テンポも悪ければちっとも怖くないし、当然面白くもない。

また、友達が行方不明になっても平然とゲームとセックスで遊び狂う彼らには失望もした。

何を取ってもダメダメで、死ぬほど退屈な映画だった。
TAKA

TAKAの感想・評価

3.0
VODにて鑑賞
この作品ホラー史に名を残すかといわれると微妙な立ち位置だと思うのですが、今年ホラーマニアックスにてBlu-rayが発売になったということは、ある意味カルト作?ワクワクしながら鑑賞開始!学生が撮ったみたいな話しを聞いていたので、不安はありましたが 全体的に見ても標準レベルでしょうか。ストーリーなんてのもないに等しいのですが、特筆すべきは、殺人シーン。粗い画像が ある意味効果をあげてリアルに痛い!そしてラストのスプラッターシーンに度肝を抜かれる!このシーンはホラー映画史に残すべきシーンだと思いました。このシーンだけでも見るべき価値あり。
オヤジが頭狂ってる映画って面白い。

中原昌也×山崎圭司×田野辺尚人
1/6文芸坐オールナイト
yuko

yukoの感想・評価

3.8
2018.4.15 桜坂劇場ホールC
ガチバーン映画祭Vol.27
「ハリウッド映画みたいな自主映画 vs 自主映画みたいなハリウッド映画」

沖縄国際映画祭まで、ずいぶんと早い前乗りでやって来て、前田高地(ハクソー・リッジ)に登るぞー!と思った日に土砂降りで↘︎
さてどうしましょうと思っていたら、ある意味沖縄国際映画祭よりスゴイ映画祭を見つけました↗︎

ガチバーン=ガチで見たら脳みそがバーンとなる作品だそうです(笑)
この映画祭、月に一度開催されてるらしい。まあカルト映画のオンパレード!素敵なチラシも企画者の手作りだとか!
興味持たれた方はぜひ検索してみてください♪

でー、この映画はというと...
まずゴキゲンにケーキ(なぜか青っぽいデコレーション)を作っているママを幼い息子が誤って射殺してしまうところから始まる。
その息子が毛深い大学生になってからのお話。
巨大な斧や巨大なフックなどで次々と若者(+若者じゃない人1名)が惨殺されていくのだけど、みんな抵抗せずにただ悲鳴をあげながら切られていくのです。
あと、怖い音楽と、妙にロマンチックな音楽が交互に流れ、そこは違うでしょと思ったりしながら楽しめました。
シアターセブン、ホラーマニアックス11にて。

13金シリーズと同様のティーンネイジャーもの。
“FALL BREAK(秋休み)”のテーマとか、音楽が青春してるなぁ。
このいかにも80年代ってノリは嫌いなんだけど。(笑)

とにかく、あのバトルアックスがカッコ良かったね!☆
あれを抱いて、ジッと獲物(息子)を待ち続けるお父さんに萌え萌えです。♪

―――さあ行けッ、お父さん!浮かれチキなパリピ共を迎え討つのだ!!

バトルアックス!
船外機!
マチェーテ!
ピッチフォーク!
そして、ギャフ(鉤爪)!

多彩な得物で獲物を狩って、納屋にハンギングディスプレイしてゆくぞぉ!ウヒヒヒ!!♪

息子である主人公がね、もう胸毛モジャモジャでして。それがずっと気になって仕方なかったです。(笑)
母親を撃ち殺してしまったという暗い過去を抱え、「いつか殺してやる…!」と虎視眈々だった父親に育てられてきた割には、明るく快活な若者に成長した様で何より何より。

でも父親同様、何時ふとした事でオカしくなるか分かりません。
(※↓コメント欄にネタバレ)、
とかね…♪
―――うひィィィ、怖ッ!!☆

EDのスタッフロールで出て来るお父さんも好き。♪(笑)
女の股間をフックで抉ってまんこを消滅させるシーンが強烈。テーマソングが最高にワクワクさせてくれるが、なぜこの映画に使ったのかは謎すぎて草。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

3.0
「ザ・ミューティレーター」
この映画のテーマ曲マジで好き。本作はホラーブームにトドメを刺したとされる激痛映画で長年円盤化を待たされた。兎に角使われる凶器の残虐さに殺し方まで美学を感じる…青春要素+異常者の憎悪を組合せ獲物を血祭りにして行く80年代のスプラッターホラーでおススメの一本!