たまものの作品情報・感想・評価

「たまもの」に投稿された感想・評価

holly

hollyの感想・評価

2.8
林由美香は喋らない方が可愛いという大発見。
両替に行くシーンが良かった。
imapon

imaponの感想・評価

3.9
イノセント由美香の本番ピンク傑作を9年ぶりに。記憶が蘇ったが、伝説の女優は翌年急逝。ピンク界はあまりにも早くこの人を失いすぎだ。
口とがらかした仏頂面を中心とした表情。ウザカワイイ。
お弁当、ボーリング、テニス、海岸ではしゃぐ、地団駄、そしてねっとり情交。

銚子あたりのロケ地風景がまた良い。
コンビニから逃げ出す町並み。

成るべくして成る結末。

初見では華沢レモンの発見に歓喜した。手伝うSレモンも勿論良いが、やはり本作は林由美香の存在のなせる賜物。
一

一の感想・評価

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レディコミみたいな何てことない切ない話でよかった。林由美香のあっざといキュートネスが炸裂。小銭崩しにコンビニまで走る彼女の不意なエモーションなんなんだ。セックスシーンがリアルだっだのだが本当にヤッているらしい。
とにかく林由美香。なんて切ないんだろう。そして川瀬陽太。顔が黒くて若い。
林由美香目当てに足を運んだが、作品自体が素晴らしかった。

余計なセリフの全くない演出。更に、全く物言わない主人公。
ジトっとした港町のくたびれ果てた物語。
自分の存在を認めてくれる相手にすべてを捧げ、離れていくのを食い止めようと相手の全てを受け入れ、それでも去っていくのを見送るばかり。
その間、女は一言も喋らない。
社会の裏と表。社会で男が生きていくため女を息抜きの道具にする。それを薄々感じながら、それでも男を大切な宝物のように扱う。

男のことを「ヒドいヤツ」と簡単に言ってしまえない自分がいる。

人の心は、常に見えないところにある。
それが表出するとき、事件は起こる。

成人映画と一般映画の境目がますます分からなくなった。
セリフがなくとも表情だけでここまで語れる林由美香が素晴らしい。
もっと出演作をみたかった。

洋題は「Lunch Box」で、これはきっと
言葉をかわさない彼女にとっての
「愛情」のメタファーとして描かれているのかな。
ただ原題の『熟女・発情 タマしゃぶり』は明らかに違う…
PORK

PORKの感想・評価

3.1
初ピンク映画。

ピンク映画だけども、エロスというよりも映像の無味乾燥加減、キャラや表現の悪趣味さが後を引きました。

話自体は難解では決してないが、同時に捉えどころも存在しない。何故これを画面で見てるんだと不思議になるくらい、どっかの誰かの情事と一悶着の話。

DVD版はオーディオコメンタリー的なものがついていて、見てみたんだけど主演の人がちょっとイタイ感じがして途中終了。このイタイ感じがフィットしたんだろう。
後からネットで見たからこのコメンタリーで、濡れ場は実際にセックスしてることが語られているらしく、僕は挿入しているように全く見えなかったので、擬似挿入AVと正反対になってておもしろかったです。
大傑作だな。ここまで良いとは思ってなかった。
喋れない訳でも無く、話し下手だからわざと話さないのでも無く、[言葉を必要としない]ということは、何て孤高で格好良いんだろうと思った。だからこそクライマックスは、彼女がその重たい唇を開いたこと、それ自体が悲しい。
重い愛をふわふわ描けてて超凄い。全てが好きなバランスだった。
こりゃあ、新作観なきゃだな。
10代の時ポルノ映画だと気付かず借りて観たこの映画を今観たらどう思うのかと思って。
そういやこんな映画だったなと。あの部屋の雰囲気の記憶は鮮明に覚えていて再確認したけどやっぱりそのままだった。印象深い証拠なのだろうか。
あと弁当を作っているシーン、食べてるシーンもなんだか良い。
結構無茶苦茶な感じもするんだけど、ほとんど喋らない彼女の表情を見ると言葉は要らないなと思えた。ロマン。
不思議な映画。
撮影当時、33か34歳の林由美香のあどけない顔(三白眼が実にパワフル)、四肢がすっとのびたやせたからだ、わずかに膨らんだ乳房のアンバランスな少女性--無垢なる少女的な純潔と不純とのあわいで、『たまもの』はぐらぐらと不安定な場所に立っている。とにかく林由美香を見るための『たまもの』だが、性交の描写がすごくいい。本番行為をそのまま撮影したというセックスシーンは、AVであれば女性のからだが見えるよう、どの体位でも女優と接合した男優のからだはちょうど直角になるのだが、『たまもの』においては男と女はからだを重ねてひっつきあわせ、ぐちゃぐちゃと口づけをしながら交わっている。しかもそのくっつきかたは、なにかを見せたりなにかを隠すためでなく、ただセックスしているからくっついているのだ。林由美香が悶絶する表情、そして特に印象的だったのがラブホテルの中途半端な大きさのベッドの端からセックス中の林の頭がずり落ちそうになっているショットで、こういった性交の描写はリアルを超えたなにかである。コンビニエンスストアのドアの「銚子愛宕店」という表示からおそらく千葉で撮影されたと思われるが、ロケハンもいい。さびれた防波堤、廃れたボウリング場、ボロいアパート--林やさえない助演俳優なちとともに、妙な説得力を映画に与えている。コント的なスーパーリアリズムとリアリズムに引き裂かれながら、『たまもの』はなにものにも変えがたい魅力を放っている。
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