闇に浮かぶ白い肌の作品情報・感想・評価

「闇に浮かぶ白い肌」に投稿された感想・評価

上流階級の豪邸に暮らしている盲目の少女(山科ゆり)が、失踪していた兄嫁(白川和子)の帰宅に併せて、不可思議な霊障を体験する。犯罪ミステリーと怪奇ホラーをポルノ風味に調理している、チャンポン鍋路線のロマンポルノ。

謎の失踪を遂げた兄嫁が、肉欲を貪るセックス・マシーンに変貌して帰宅。魔性の坩堝にはまっていく兄(高橋弘信)を、霊感の強い妹が救出しようとする。兄嫁による「性の暴走」を徹底した恐怖演出で描写しているのが醍醐味。

蠱惑的な女性を妻に迎えた夫が、浮かれ立つ感情と同時に焦燥感を抱えていく。女の魔性の怖さに気付いていながら、どうしても引き寄せられてしまう。男のやるせなさと切なさが、ひしひしと伝わってくる。

ミステリー要素では、妹が自分の兄と別人の男を何度も間違えてしまうのが違和感満点。いくら盲目でも、雰囲気の違いを感覚的に察知できるはず。その一方、怪奇ホラーは上々の出来栄えであり、急転直下の連続にビックリしながらの鑑賞を楽しむことができる。
C

Cの感想・評価

3.8
サスペンスホラーロマンポルノ。お兄さんの演技がなんだか微妙。観てたらドリアングレイの肖像と盲獣を思い出した
とんでもない怪作。突如失踪し豹変する妻、ピアノの上でのセックス(足が鍵盤に当たるとことか最高)、徐々に顔が奇形に変わっていく写真、幽霊とのレズセックス、そして近親相姦。やっぱりどこを切り取っても狂ってる!しかも本作が本当に恐ろしいのは、特に悪いことしてないのに人より少し金持ちってだけでどん底に突き落とされること。ヤバすぎ!理不尽!!公開当時エロ目的で見に来た客はどんなツラして劇場を後にしたのだろうか…笑笑。
好みど真ん中。色彩やセットに凝った怪奇サスペンスポルノ。失踪するものの記憶喪失で戻ってくる兄嫁の白川和子、盲導犬とピアノが慰みの盲目の山科ゆりっぺ。幽霊とのレズビアンセックス。日に日に醜くなっていくポートレート。いままで人妻おばさんのイメージで後回しにしていた白川和子がこんなに素敵でびっくり。すみませんでしたー!
csm

csmの感想・評価

5.0
お屋敷に佇む盲目の山科ゆりと盲導犬。財産目当てで整形繰り返して千円売春しながら妻のフリする白川和子。こういう昭五郎監督はいい。ジェロニモー