セックス・ライダー 濡れたハイウェイの作品情報・感想・評価

セックス・ライダー 濡れたハイウェイ1971年製作の映画)

製作国:

上映時間:68分

4.6

「セックス・ライダー 濡れたハイウェイ」に投稿された感想・評価

C

Cの感想・評価

4.2
音楽めちゃ良いなあ…不服な結婚前夜の密会後にひき逃げを起こして恋人に捨てられひき逃げした男との逃避行へ。現実に戻っても幸せなんてないなら、こんな風に死ねた方が幸せかもしれない。冒頭の恋人への早く私を奪いにきてって悲痛な叫びが好き
密会の帰りにひき逃げをしてしまうという幸福な瞬間からどん底に突き落とす序盤から最高。死んでないのに死体のフリをするのが面白いし、女性からしたら死体とヤってるはずが、実は男は生きてるみたいなのも面白い。車を飛ばす終盤は全人類の憧れが描かれていると思う(大げさ)
全編を全力で演じる田中真理。真理さんそこはそんながんばらくていいのよーと言いたくなるほどがんばるのでシリアスにならない。真理さんホント大好き。吉澤健はもちろん完璧。スピード狂のふたりが出会って、挿入したまま死のドライブへ向かう。こんな素晴らしい話はない。
翌日に結婚式を控えている女性(田中真理)が、元恋人との密通の最中に、交通事故を引き起こしてしまう。不服な結婚を強いられている女性の逃避行を、アメリカン・ニューシネマ調に描いているロマンポルノ。

田中真理の記念すべきロマンポルノデビュー作。やがて彼女は、次回作「ラブ・ハンター 恋の狩人」の警視庁による摘発を受けて、「体制と闘う女神」として若年層(主に男子大学生)から崇拝されることになる。

元恋人に逃げられ、孤立無援となった主人公が、訳ありの被害者(吉澤健)と一緒に逃避行を繰り広げる。自立した女と粗野な男の丁々発止のぶつかり合いが、背徳感と躍動感を玉石混交させたような、独特のタッチで描写されている。

「結婚という束縛からの解放」が主人公の深層心理に根付いており、戦々恐々としながらも、密かに現状を楽しんでいるのが最大の醍醐味。タイトルの語呂が良いので、早口で言うと「スタンディング・オン・ザ・ハイウェイ」みたいでカッコいい。