戦国ロック 疾風の女たちの作品情報・感想・評価

「戦国ロック 疾風の女たち」に投稿された感想・評価

どんだけトンデモでエログロなテイストでも、やはり時代劇である以上は一定のルックスを満たしていないとキツい。
つまり勝プロ時代劇最強。
csm

csmの感想・評価

4.0
頭に花つけて馬に乗る女たちを率いるのは田中真理なんてもちろん最高で、ラストの真理さんに「一生ついていきます!」と誓いたくなる。山科ゆりの可憐さもホント素晴らしい、すんごい大作。衣装のミックス感もすんごい。
ロマンポルノでそこまでやるか!と泣きそうになるくらい嬉しい戦国活劇。田中真理はじめ女優さんたちイキイキ演じていて胸が熱くなる。女の子たちの群像劇にもなっていてそれぞれの活躍も切ない。血気盛んで向こうっ気の強い女リーダーの真理さんはますますハマっていてほんと最高。エロ拷問の末に死んでしまう山科ゆりっぺの可愛さもたまらない。
べらし

べらしの感想・評価

3.3
ロマンポルノでもここまで正統派な時代劇アクションができるのかという新鮮な驚き。
天下統一を壮語しながら途中で現実路線に走る野武士の頭領はまたぞろ学生運動の挫折を暗示しているのか…。

それと思ったのだけど大映末期〜東映ポルノ時代劇あたりの「南蛮渡来」と名がつけば何でも出していい感はすごい。
もはやスチームパンクの域
鉄砲の略奪行為に成功した女賊(田中真理、続圭子、山科ゆり)が、幕府の刺客や野盗(梶健司)を翻弄していく。正月のエロス大作として公開された、時代活劇路線のロマンポルノ。長谷部安春監督によるロマンポルノ処女作。

自立した女性が、女を武器にしながら飄々と世渡りしながら、人生を模索するというパターンの典型。梶健司と田中真理による、「俺は天下統一を目指す!」「その先はどうするの?」「その先なんてねぇーよ!」というやり取りが良い。たったこれだけの会話の中に、男と女の考え方の相違が見えてくる。

女賊の衣装デザインが、現在の作品にそのまま流用できそうなほど洗練されている。前貼り見えまくりの大立ち回りにもビックリさせられるが、石井輝男監督作品のインパクトには、さすがに及ばない。

心惜しいのは、エロ・グロ・バイオレンスのバランス取りがうまくいっておらず、各要素が薄味のまま、ダラダラと進行しているように感じられる点。製作側のサービス精神は伝わってくるので厭な気分にはならないが、散漫な印象が残る。