浪人街 RONINGAIの作品情報・感想・評価

「浪人街 RONINGAI」に投稿された感想・評価

いとそ

いとその感想・評価

2.9
浪人がくだ巻いてるだけの話が1時間半近く続くのがちょっと辛い。クライマックスの立ち回りにおける原田芳雄と石橋蓮司の対比(殺陣もそうだし、格好も)は凄く美しいんだけど、そこに行き着くまでが長過ぎ
原田芳雄や石橋蓮司、勝新太郎の魅力が爆発している作品。それぞれが思いを持って戦に挑むシーンは胸が熱くなる。女のために命を張る男はカッコいい。
えりみ

えりみの感想・評価

4.0
WOWOWで原田芳雄特集。
ん?これ昔みた事ある!
勝新と原田芳雄の「喧嘩やるやる詐欺」のくだりは記憶にある。当時も意外な取り合わせやなぁ~と思ったの覚えてる(これが勝新太郎の遺作とか)。
ただあとは覚えてなかった。
マキノ映画のリメイクというのも知らんかった(それで長門裕之がチョイ役で出演してるのね)。
太平の世にあって仕官の道も無く無為に生きる浪人の悲哀を延々と見せ続け、最後の最後で権力に牙をむく侍の意地を見せつける!
って感じか。
クライマックスのチャンバラはアクションというより大仰なお芝居。
原田芳雄が刀持って酔拳を披露ww
とうが立った夜鷹衆の中に鶴(樋口可南子)が1人、いやもうきれい。はすっぱな口きくのも可愛らしい♪
ただ濡れ場はそんなにないし脱ぐのは伊佐山ひろ子だけ。
脇役はぴったりのキャスティングばかり。
冒頭から天本英世が琵琶法師で登場、
悪いお侍さんに中尾彬(めっちゃ悪いメイクしてる)、
悪い越後屋wに佐藤慶。

メインの浪人カルテットは結構斬新。
焼いた肌と肉体美をみせびらかすヒモの原田芳雄、
勝新太郎なんかイヌころのマネを披露するゲスいキャラ、
最後は騎馬武者姿を披露する小柄な田中邦衛(ただ顔が見えない!)、
原田芳雄と対照的に女に疎く無骨な石橋蓮司。
新潟の方言を喋るのが個人的にツボやったのと、鬼気迫る居合術が凄かった(そういうキャラ設定なんやけど)。
またしても石橋蓮司にばかり目がいってしまう(^^;
WOWOWで放送したものを録画して鑑賞。
ストーリーはダラダラして演技もやたらオーバーで観てるこっちが恥ずかしい。
最後の殺陣もダラダラで結局最後までダラダラ。
しかも、ラストの展開も意味が分からない。
つまらない映画。
せっかくの時代劇なのに台詞も現代らしくて全く時代感もない。
「竜馬暗殺」をもう一度でしょうか?
マキノ雅弘の傑作時代劇でほとんど残存していないこのフィルム。どんなに傑作なのかわからないのがつらいのがこの手の作品。伊丹万作の「国士無双」も同様でリメイク作品は、かなり???な作品で観てもいないのに作るのはやはり無理ではないかと思ったものです。原田芳雄、石橋蓮司、勝新太郎、田中邦衛が夜鷹の連続殺人事件とその犯人である旗本グループをラストでやっつける映画で単純明快。でもなんか黒木和雄にかかると妙にスカッとしない。悪役である旗本ハングレ集団が魅力的でない。そして樋口可南子は、いいんだけど夜鷹するかなぁ?100文で高いという言い訳はあるが、多少なりとも常識的な感じもいるような気もしますね。勝新太郎に殺陣やらせないのは?マキノ雅弘、宮川一夫の監修と協力をしているが無理に協力しなくてもいいような気もしますね。
くぅー

くぅーの感想・評価

3.9
黒木和雄監督による平成リメイクは、あの原田芳雄主演で、語り草になりつつあるラスト17分にはやはりニヤリするしかない。
序盤は浪人街の何とも退廃的な酒臭い描写で、テンションがテンションだけに中だるみと感じるかもしれない…が、終盤に向けて悪党旗本が徐々に動き出し、クライマックスの4人 vs 120人の大乱闘へなだれ込む下りは、やはり時代劇の醍醐味でたまらなかったりする。
そんな原田芳雄はまるでランボーの如くに、白装束に返り血を浴びる石橋蓮司もカッコいいし、勝新太郎の存在感に、樋口可南子の艶技もいい。
原田芳雄目当てシリーズ
原田芳雄はどの映画でも劇中の役ではなく原田芳雄というキャラクターを保持していて今回も安定だった

そんな毎度おなじみを見るつもりだったが、今回はまさかの石橋蓮司の格好良さが群を抜いていた!

クライマックスの石橋蓮司のカチッと決まった殺陣が男心を盛り上げるものになっている
背筋が曲がった原田芳雄のアンニュイな、ぐにゃぐにゃな殺陣と石橋蓮司の日本舞踊さながらの殺陣がアンバランスながらも見事に調和している

本作の勝新太郎は基本約立たずなんだけど
雰囲気、所作はとても魅力的だった

このレビューはネタバレを含みます

 夜鷹を夜な夜な惨殺する旗本たちと酔いどれ浪人たちの戦いの話。

 演劇畑出身の役者さんたちが大勢出演していて、オールスター映画であり日本映画の古典の剣劇映画のリメイクということで期待の高まる布陣でしたが、妙に冗長で酔っ払った人たちがしまりないお芝居を延々としているようで退屈でした。

 夜鷹たちが集まるめし屋の浪人たちが描かれていきますが、みなさん終始小声でブツブツ喋るので何を話しているのかが聞きにくて、話のコロガリがよくわからなかったです。カタキ役たちの旗本たちのお芝居もいかにも悪い役でわかりやすい表情で悪そうなことをするのでテレビドラマの悪役のようで安っぽかったです。

 勝新さんはお酒が飲めれば誰でもいいというような役回りで途中で裏切って旗本側につきますが、最後の最後で侍っぽい行動をとるのが謎で今までの生き方はなんだったのかと疑問でした。旗本の前で土下座して犬の真似までしていたのに、最後の最後でなぜカッコいいような死に方を選ぶのかが描かれていないので、謎のキャラクターのままでした。

 メリハリのないオールスター映画になってしまって残念な作品でした。
黒木和雄監督作品。
『日本映画の父 牧野省三 追悼六十周年記念作品』として息子であるマキノ正博総監修で制作された牧野省三監督以外で初めてのリメイク。
元になったチャンバラ映画の最高峰 1928年『浪人街 第一話 美しき獲物』から60年以上経って出来上がった作品は、また別の素晴らしさ。
オリジナルとの違いを楽しんで。
ラスト20分はこれぞ、チャンバラ‼️
名優、勝新太郎の遺作。
序盤、だれてしまうが、後半の盛り上がりはなかなか。
聞かせるセリフがいちいちかっこういい。
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