浪人街 RONINGAIの作品情報・感想・評価

「浪人街 RONINGAI」に投稿された感想・評価

Ryosuke

Ryosukeの感想・評価

5.0
この映画はかっこいい!
・時代背景は幕末の宿場街
・原田芳雄と石橋蓮司の個人的最強コンビの出演
・終盤の殺陣のシーンの刀を斬っては捨て斬っては捨てのスピード感と俳優の狂気溢れる演技が凄まじい迫力を作っている。
・物語では、原田芳雄の男臭い色気がムンムンと漂い、勝新が泣かせる。

流石、黒木和雄監督!
マキノ版に比べりゃ圧倒的に劣るが、撮影と編集は見事。
特に編集は予測不能のタイミングで次のカットに移る心地良さ、リズム感が良かった。と思って編集マンを調べたら谷口登司夫。武の師匠で勝新の右腕の男らしい…

ただ男女のくんずほぐれつな運動…と書くとドワイヨンや神代みたいだが、彼らに比べると圧倒的に魅力にかけるのは何故なのか…
単純に運動神経に欠けるのか?
それを考えると勝新の使い方がとても勿体無い。
りょー

りょーの感想・評価

3.9
4人の浪人が酒飲んでだらだらして悪い奴らを斬る映画。4人とも対称的で一致団結することもなくおのおののスタイルで戦っててカオスな状態だった。
ワンピース流れ。
樋口可南子か…ずっと桃井かおりかと思ってた…笑
―――浪人4人 vs 旗本120人!!
斬って斬って、斬りまくる!!☆
原田芳雄の泥酔剣(笑)が唸りを上げる!
石橋蓮司の居合い斬りが一閃する!

原田芳雄、石橋蓮司、田中邦衛、勝新太郎といった濃いィのが演ずる、4人の浪人。
コイツら、ずぅ~っと酒呑んだくれて、ウンダラオンダラと方言でクダ巻いてましてね…。何を言ってんのかサッパリ聞き取れませんでした。☆(笑)

江戸末期、貧困層の人達が生きる下町で、夜鷹が次々と斬り殺される事件が続く。
「うぬらの様なウジ虫が居るから、世の中が乱れるのだ…!」
中尾彬を筆頭とした、悪行旗本一党の仕業だった。

「女は抱くよりも斬るに限る」などと、権力で役人も丸め込んで凶行に興じるのだ。
しかも、夜鷹たちや、それに味方する者たちを前にして、
「文句があるなら、いつでも受けて立つぞ?フハハハ」
と、我が物顔な始末の悪さ。

芳雄にとってはどうでも良い事だったが、捕らわれの身となった、惚れた女を助けるために一念発起。
「重い!」とか言いながら7~8本もの刀を携えて、ぐでんぐでんに酔っ払ったまま、クライマックスの死地へと赴くのです…!

もう剣術の基本も何もあったもんじゃなく、ただ無茶苦茶に刀をブンブン振り回しながら、ズタボロになって敵を蹴散らして行きます!
この危なっかしい酔いどれ剣法が、もう最高でねぇ…。☆(笑)

これと対照的に、白装束を返り血で真っ赤に染めながら戦う蓮司がカッコいい!♪
抜刀斬り→素早く納刀→また抜刀斬りと、あの大人数を相手に、居合いを基本とした戦闘スタイルが冴え渡ります。

実質、戦ってたのは、これに馬上戦の田中邦衛を加えての3人でした。
勝新は、ほとんど面白がって見てるだけだったんだけど……あとは秘密。♪
これが勝新の遺作となりました。☆
malu

maluの感想・評価

3.8
原田芳雄さんの殺陣がヘナヘナでおもしろい。対照的に石橋蓮司さんの殺陣が超カッコいい。
タイトルどおり浪人ものの映画であるが、黒木和雄監督の美意識があちらこちらで見られる素晴らしい作品であった。

原田芳雄のボサボサ髪だが筋肉隆々の浪人、石橋蓮司の鋭さあふれる浪人、中尾彬や佐藤慶の悪人ぶり、樋口可南子の美しさ、そして何と言っても素晴らしかったのが勝新太郎の滅びの美学である。

俳優だけではない。

樋口可南子が足を縛られて仰向けに寝かされているシーンに続いて、樋口可南子の視点で見た「森の間から見える空」。

こうした随所随所に見られる黒木和雄監督の徹底的な映像美を堪能させてもらった。

傑作!
いとそ

いとその感想・評価

2.9
浪人がくだ巻いてるだけの話が1時間半近く続くのがちょっと辛い。クライマックスの立ち回りにおける原田芳雄と石橋蓮司の対比(殺陣もそうだし、格好も)は凄く美しいんだけど、そこに行き着くまでが長過ぎ。
原田芳雄や石橋蓮司、勝新太郎の魅力が爆発している作品。それぞれが思いを持って戦に挑むシーンは胸が熱くなる。女のために命を張る男はカッコいい。
えりみ

えりみの感想・評価

4.0
WOWOWで原田芳雄特集。
ん?これ昔みた事ある!
勝新と原田芳雄の「喧嘩やるやる詐欺」のくだりは記憶にある。当時も意外な取り合わせやなぁ~と思ったの覚えてる(これが勝新太郎の遺作とか)。
ただあとは覚えてなかった。
マキノ映画のリメイクというのも知らんかった(それで長門裕之がチョイ役で出演してるのね)。
太平の世にあって仕官の道も無く無為に生きる浪人の悲哀を延々と見せ続け、最後の最後で権力に牙をむく侍の意地を見せつける!
って感じか。
クライマックスのチャンバラはアクションというより大仰なお芝居。
原田芳雄が刀持って酔拳を披露ww
とうが立った夜鷹衆の中に鶴(樋口可南子)が1人、いやもうきれい。はすっぱな口きくのも可愛らしい♪
ただ濡れ場はそんなにないし脱ぐのは伊佐山ひろ子だけ。
脇役はぴったりのキャスティングばかり。
冒頭から天本英世が琵琶法師で登場、
悪いお侍さんに中尾彬(めっちゃ悪いメイクしてる)、
悪い越後屋wに佐藤慶。

メインの浪人カルテットは結構斬新。
焼いた肌と肉体美をみせびらかすヒモの原田芳雄、
勝新太郎なんかイヌころのマネを披露するゲスいキャラ、
最後は騎馬武者姿を披露する小柄な田中邦衛(ただ顔が見えない!)、
原田芳雄と対照的に女に疎く無骨な石橋蓮司。
新潟の方言を喋るのが個人的にツボやったのと、鬼気迫る居合術が凄かった(そういうキャラ設定なんやけど)。
またしても石橋蓮司にばかり目がいってしまう(^^;
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