新宿アウトロー ぶっ飛ばせの作品情報・感想・評価・動画配信

「新宿アウトロー ぶっ飛ばせ」に投稿された感想・評価

藤田敏八監督✖️梶芽衣子✖️原田芳雄とくれば、「修羅雪姫 怨み恋歌」ではあるけど、現代劇もまたよし。
芳雄ちゃんの松方直の笑顔がめちゃくちゃ素敵。
アウトローだけどステキ💕
渡哲也と原田芳雄のアウトローバディムービー。今では出せないような哀愁とかっこよさ。
でも、このふたり、どう考えても取り合わせが悪い。悪いのを一風変わったバディものとして楽しめるかどうか。
netfilms

netfilmsの感想・評価

3.8
 刑期を終え、ようやく出所した男を待ち構える1人の男。はぐれもの同士の2人の間には、守るべき仁義などありはしない。この渡哲也と原田芳雄の視線の交差が最後まで心地良い日活ニューアクションの佳作である。3000万円のマリファナを溶かし、捲土重来のチャンスを伺う男と、どこまでも風来坊だが誰よりも義理堅い渡哲也の友情、そして2人を取り持つような梶芽衣子との淡い三角関係。黒羽刑務所から新宿、横浜を経て再び新宿へ。登場人物たちのアクションの動線の素晴らしさもさることながら、70年代の風景が醸し出す時代の雰囲気も申し分ない。藤田敏八の映画ではいつだって昭和歌謡の情念がアウトローたちを優しく包み込むが、今作でも浅川マキ~日吉ミミの『男と女の話』の哀愁が、どっちつかずの男たちをある一つの衝動へと駆り立てる。

 沖雅也率いるバイカー集団との闘争はデニス・ホッパーの『イージー・ライダー』を真っ先に想起させるが、やはり新宿の住宅街に大型バイクの爆音は似つかわしくない。むしろロベール・アンリコの『冒険者たち』のような夢破れた男たちの緩やかな連帯こそ、藤田敏八は真に描きたかったのかもしれない。玉木宏樹のオフビートなジャズの劇判はまさに今作のBGMとしてうってつけである。脚本の方も、どこか間の抜けたバイカー集団を尻目に、友愛互助会という巨大組織を徐々に立ち昇らせ、「シニガミ(死神)」と対峙するサソリ(成田三樹夫)の好敵手としての存在感、拮抗する三角の力学を描くことでクライマックスまで観客を飽きさせない。

 梶芽衣子、地井武男といったその後の藤田作品を彩る俳優陣も見事だが、どこか浮ついた沖雅也の声色や、原田美枝子の初々しさも見逃せない。クライマックスの屋上ヘリポートのガン・アクションの痛快さ。ラスト・シーンはヘリコプターのあの低空飛行を許した高度成長期の日本の大らかさにも救われている。短いカッティングから、ふすまに映りこんだカラフルな色彩感覚、主人公の心に浮かぶある種のニヒリズムに至るまで、天才・藤田敏八は当初から藤田敏八だったのだ。無駄な場面を極限まで削り取った若き監督のプログラム・ピクチュアの野心作は、日活が日活らしかった最後の時代を我々観客の脳裏に刻む。
『野良猫ロック』とかでもそうだったけれど、この頃の新宿を見られるだけで楽しい。三人で散歩してるところもっと見たかった。
路地裏、階段など意外と凝ってるカットが多い。解体工事はロマンポルノでもいくつか出てきてた気がする。
縦横無尽なカメラワークを使った型破りな映像だけど、すごくセンスを感じる。オチも勢いがあって良かった。

ここのスコアが低いのがなんで?って感じ。面白いので見てほしい。

渡哲也、原田芳雄、成田三樹夫、沖雅也、梶芽衣子、みんな魅力的。

渡哲也が人をしばくのに慣れてる場面が面白い。
渡哲也と原田芳雄のバディ映画。原田芳雄の出で立ちがピーター・フォンダみたいでした。撃たれても撃たれても死なずに追いかけてくる成田三樹夫ゾンビも堪能できます。格好いい人たちが格好良く映っているので観入ってしまいますが、別にあんまり新宿関係ないかな、っていうのと、あと梶芽衣子、地井武男を若干持て余してる感じが少し残念でした。ヘリコプターを巡るラストは秀逸。
ENDO

ENDOの感想・評価

4.3
全てを暴力で解決しようとする死神・渡の圧倒的な明朗快活さと全学連崩れのインポテンツな原田のシラけた空虚さが奇跡の邂逅!拷問指折りシーンでは原田引いてるし。暖簾越しに痙攣的に切り返される梶芽衣子と渡の驚嘆した顔!その再会を横目に苦い表情の原田。3人を切り返し見せる手腕に拍手!突然の死に涙ぐみながら死化粧するシーンは涙なくしては見られない。サソリ・成田三樹夫は声だけで痺れる。サンドバッグにされる沖雅也。かもめ・地井武男は即死。ゲリラ撮影された新宿西口や歩行者天国含め当時の路地を存分に楽しみつつ集合団地を低空飛行するヘリコプターで終わる宙吊りのラストも最高!渡が絵画を再現するふざけたシーンに振る舞いも含め活劇としての映画の最後の断末魔!最高!
かなり好き。ゲリラロケの楽しさが溢れてる。渡・原田・梶芽衣子のショッピングシーンとか、ずっと友だち同士遊んでる感がして良き。鉄球によるビル解体工事現場で拷問、路地裏のリンチとか素晴らしい。清順とロマンポルノ(歌謡曲!)を跨いでる感。原田芳雄の待ち伏せをしれっと無視する渡哲也(シネスコ画面に並列するジープとタクシー!)の冒頭からスレてる。70年だけに◯核、○学連
え

えの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ちょっと古臭い渡哲也とその先をいくフーテンのような原田芳雄の良いバランス
笑子の死(=血)と赤いタイトルバックがやけにささる、ヒリヒリした無念
今はCGなどでいくらでも壮大にできるけど、このラストにかけての銃撃戦、無茶なヘリコプターのように地で行く?というのか、こういうスケールのでかさにはやっぱり痺れる


原田芳雄、ふとしたときの表情が綺麗すぎ、、まだ映画数本目でこの存在感か
そしてやっぱりパンタロンは正義〜〜

カッコいいなあ。
ちょっと垢抜けない原田芳雄が、既に大スターな男前兄貴分の渡哲也と良いバディしている。

劇伴もカッコいい。
オープニングなんか、笑えてカッコよくて最高の掴みになってる。
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