神田川淫乱戦争の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『神田川淫乱戦争』に投稿された感想・評価

マンションの覗き行為に興じている女性(麻生うさぎ)が、母子相姦を強制させられている浪人生を救出しようとする。独立系ピンクの配給(ミリオンフィルム)に乗せられた、黒沢清の監督デビュー作。

肉体関係ば…

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S
3.5

青臭さの中にも既に、投げる、階段を転げ落ちる、歌う人を撮る、みたいな黒沢清演出が垣間見えて楽しい。
向かい合う部屋と間に流れる川っていう位置関係が、乗り越える、登り降りる、川を渡るっていう運動を生み…

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12
4.0
初めての黒沢清が本作というのは変な感じもするが、これがデビュー作なのでじゃあおかしくはないのだろうと思うことにした
Beaip
4.0

ゴダール張りの演出で『裏窓』のエッセンスが盛り込まれた支離滅裂なストーリーが繰り出されるカオスなピンク映画。
自由で堕落した雰囲気だが、キャラクターが活き活きとしている。
終盤の長回しの神田川での取…

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「川を挟んではいても、こことあそこは繋がっている。隔てるものは何もない」
その言葉通りに、川向こうのアパートの一室と、それを双眼鏡で覗きみる者の部屋が、まるで小津の正面切り返しのようにその間の距離を…

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ピンク映画のセリーヌとジュリー?

ほんとにちゃんと川で戦っててすごかった
4.2

“ピンクでありピンクでない🏩”

このDVD裏表紙に書いてある言葉通り、黒沢清という作家の本質は、その掴み所の無さ、“不思議ちゃん”感だと思っていて、この長編処女作や次作の『ドレミファ娘~』にはそれ…

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全員が自分のために生きている。それゆえ多幸感があるのだろう。

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