SPACYの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『SPACY』に投稿された感想・評価

mmntmr
4.7

構造映画の真髄をみた。
映像,映画のメディウム・スペシフィシティが自分のなかでまたひとつ顕になった。

写真を映像に映すとき、そこにある写真は過去に撮られたものであり、かつ自分は外の次元にいる。本作…

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1990
-
ループ、ループ、ループ





入れ子構造に次ぐ入れ子構造にただただ目が離せなくて気づいた頃にはもう抜け出せない

なんというか、わたしたちはどこまでも行けてしまうような、錯覚にも似た不思議な感覚に陥いる
面白かったけど、途中ポリゴンショック起こさないか不安になった(笑)
しゅ
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構造映画。
空間・時間の解体。
どんどん映画に入り込んでいって最後に辿り着くのが自分という皮肉っぽい感じも気持ちがいい。伊藤高志の作品には、「映画の中、または裏側にはカメラがあって、その存在によって…

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氷
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際限なき差異の生産運動
クラインの壷cf.「構造と力」浅田彰
リミナルスペース 

松本俊夫に師事した伊藤高志監督のデビュー作。大学卒業制作で作った実験映画3本の1本目。海外の美術界で高評価を受けた。

体育館の風景を写真700枚のスチルアニメーションで表現。途中から赤のフラッシュ…

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かっこよ。最初は正面にある鏡から鏡への移動だけど光ねじ曲げ始めたりして、どんどんテクくなってってやばい。体育館と鏡でここまでやれますみたいな感じする。
Ryoma
4.1
『Outer Space』(1999) Peter Tscherkassky, 『Lux Æterna』(2019) Gaspar Noé とともに、三大網膜に悪い映画の一つ。
体育館の中にあるフレームに永遠にフレームインしていくというだけの映画だが、まぁまぁ見てられる。
伊藤高志の代表作。本作の前の3本は8ミリで、本作以降はすべて16ミリ。8ミリ作品は、カメラが動いたり、壁の人物画にカメラが入るなど、
『SPACY』への習作。

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