中央地帯の作品情報・感想・評価

中央地帯1971年製作の映画)

La région centrale

製作国:

上映時間:180分

3.6

『中央地帯』に投稿された感想・評価

4.0

【カメラを振り回した男】
実験映画の名匠マイケル・スノウはカメラの動きに着目した作品を手掛けている。代表作の『波長』では、とある部屋の中を45分かけてズームしていき、やがて波の写真へと眼差しが向けら…

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70sニューペインティングの手法なのか、ジュリアンシュナーベルやバスキアの様に具象と抽象が混ざり合い空間を往復する。

具象性のある風景はスクロールやパンの運動により、抽象的な風景に変貌し、物質の持…

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Yoshm
1.0
3時間回り続ける地平線を見ると人間はどう言った感情になるのか。さまざまな追憶が続くも結局無心に至る

友人に勧められて鑑賞。
半分くらいまでは作品が表現しようとしている意味を考えながら鑑賞していたけれど、後半で構造映画というものがどういうものかなんとなく分かった。
カメラを固定している動く三脚?のよ…

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菩薩
-

寝起きの体調がどうもよろしくなく今日の予定を全部うっちゃり予約済みのチケット代金すらドブに流しとりあえずぼーっと出来るものをと観始めたのはいいものの結局見事にカメラに酔いしっかり体調を悪化させて今に…

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Yuhi
-
「ぼくが望んだのは、生以前の虚無と以後の虚無を内包しているような書物を創り上げることでした」―ル・クレジオ。
そういう映画でしょこれ。
果糖
4.5
二度寝落ち。人外のスケール。純カメラワーク。速度で抽象化する風景。

流石に長すぎるとは思うしこれを3時間眠らず(というか気絶しないで)見続けられる人間がいたら結構凄いと思うような退屈さもある作品だが、一つの地点で世界の下から上まで360度ねっとりと撮し切る実験を完遂…

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大学で見た。70年代以降生まれた最も過激な映画の一つ。多方面の分野でアーティストとして活動するスノウが、66年の映画『波長』や67年の写真『大西洋』でカメラのフレーミングの中にメタルの深みのある陰影…

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[世界を破壊する三軸回転から宇宙を見る] 90点

大傑作。ズーム映画『波長』とパン/チルト映画『Standard Time』『←→』に続く一つの集大成的な作品。NYからトロントに帰国したスノウは、…

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